つくばヘルスケア歯科クリニックホームページ【つくば市】

ごあいさつ・院長略歴

開業から10年が過ぎました
 つくば市で分院を開業して、早10年が経過しました。開院にあたっては、今までの歯医者のイメージを大きく変えることを目指しました。開院の3年前より行方市北浦にあります本院 千ヶ崎歯科医院において、それまでの治療優先の方針から予防優先の方針に大転換し、地域において大きな成果を上げてきていました。
削って詰めて、根の治療をして被せる治療。これを中心に行う歯科医療からの脱却。それがまず、大きな目標でした。つくばという地で、虫歯や歯周病の原因となるリスクをコントロールできる予防管理型歯科医療を実践したかったのです。
何か症状があった時だけ歯医者に行く。そして治療が終わると次に何かあるまで歯医者に行かない。定期的には通院しているけれども、その都度治療になる。気がつくと歯周病が悪化している。そんな人達を一人でも少なくしたい。3ヶ月に一度のメンテナンスを通じて、できる限り、ご自分の歯の寿命が長くなるような治療やケアを提供する。
こういうアプローチは欧米では常識ですが、日本ではまだまだ常識とはなっていません。医療側もまず削ろうとし、どう上手く治療しようかを第一に考えます。治療を受ける患者側も早期発見して早期治療すれば安心と考える人が多いです。双方が病気を治すことが歯科医療だと思っています。でも、よく考えてください。虫歯や歯周病は細菌感染によって引き起こされる疾患です。その原因を取り除く努力なしでは、どんなに上手に行った治療の結果も長持ちせず、再治療や病状の悪化を引き起こし、結局、生涯自分の健康な歯を守ることができなくなるのです。

 私は、自分であったら、簡単に削って欲しくありませんし、簡単に神経を取って欲しいとは思いません。そうならないで済むような対策を事前に立てることができるなら、自分の生活習慣も改善するし、定期的なメンテナンスによってリスクを減らすことができるなら通院します。そのように、自分にして欲しいこと、自分だったらそうすることを自らのクリニックで実践することを目標にしたのです。
そして、今までの歯医者とは違うことを明確にするために、欧米で基本となる個室化を導入し、歯科医師の治療と歯科衛生士のメンテナンス管理を完全に分離したスタイルを確立させました。このハードの導入も当初は大きな話題になったはずです。
患者満足度の向上のため、歯科では珍しいISO9001-2008を取得、医院を第三者が監視する体制を作り、改善や クレーム対応もきちんとできるようにしました。このような医療を安全に満足度の高い状態で行えるようにしているのも当クリニックの特徴です。
予防中心と言っても、治療でお困りの方も多いわけで、不必要な治療はしませんが、しなければならない治療は最善を尽くしてカバーしています。

 私 千ヶ崎、副院長 三輪、いづれも補綴は専門医レベルに研鑽しています。特に、咬み合わせ治療 (全体的に咬み合わせを変更する治療、入れ歯、インプラント治療) において、最善の医療を提供できます。私は医科歯科大の歯周病学教室に10年来籍を置き、歯周治療に関しても医科歯科大の専門医と連携し、可能な限りの治療を提供してきました。ライフワークとして、歯周病細菌の検査を臨床に活かせるように、自院にて、細菌検査が可能な遺伝子解析システムを設置し、そのデータの解析と、論文化を東京医科歯科大学の協力のもと作業を進めています。生涯にわたって患者さんご自身が自分の歯で咬めるようにすることが医院の目標ですから、治療が短期間で失敗に終わることのないように最新の技術、知識を常に導入しているのです。
そのような努力を評価いただき、この10年で14000人を超える多くの患者さんにご来院頂きました。そのうち4000人を超える方々が6ヶ月以内の定期管理を受けられており、患者さんの70%以上が予防管理を目的として来院される医院となりました。口腔写真、レントゲン写真などの資料のファイルによる無料配布、こういった情報提供も今は常識となり、そのような取り組みをする医院が増えることは地域の皆さんにとっては大きなメリットになりますね。
このように、私達の10年の取り組みは確実に地域の歯科医療に影響を与えたはずです。実際、ここのところ、つくば市で相次いで、規模拡大、個室化、歯科衛生士の予防管理の導入と言ったハード、ソフトの改革をする医院が増えました。私達のスタイルの歯科医療が当たり前になってきたのです。周辺の医院側の危機感とその改革は、つくば地域の患者さんにとっては選択肢の増加、過密予約の分散などのメリットが多く、好ましいと思っています。
これらの周辺のリニューアル医院に求めることは、最初に述べたように治療優先、主訴優先の従来型医療から、予防管理型医療へパラダイムをシフト(注)することです。そのためには、治療を前提としたシステムの見直しと予防管理を担う歯科衛生士の教育が鍵になります。予防管理教育を受けた歯科衛生士がどれだけ在籍しているかが医院の強みなのです。
これは一朝一夕にはできません。私たちには10年、北浦本院の経験からは13年のアドバンテージがあります。
ベースとして確立した予防管理型歯科医療のもと、皆様のお口の健康を維持し、生涯自分の歯で咬むことができるようなお手伝いをするために、スタッフ一同、さらに研鑽を積み重ね、皆様のより高い満足度が得られるよう前進して参ります。

平成25年10月吉日
院長 千ヶ崎乙文

(注)パラダイムシフト【paradigm shift】
ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値観が変わること。例えば、経済成長の継続を前提とする経営政策を、不景気を考慮したものに変えるなど。パラダイムチェンジ。パラダイム変換。発想の転換。

院長・千ヶ崎 乙文(ちがさき おとふみ)院長・千ヶ崎 乙文(ちがさき おとふみ)

1957年生まれ
1979年 東京大学理学部物理学学科卒業
1979~1983年 東京大学理学系大学院物理学専門課程
1989年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1990年 千ヶ崎歯科医院(北浦町)開設
1996年~ 藤本補綴臨床研修会
1999年~ 日本ヘルスケア歯科研究会
2000年~ 東京医科歯科大学歯周病学教室
2003年 つくばヘルスケア歯科クリニック開設
   
現 在 医療法人社団佑文会理事長
東京医科歯科大学歯学部非常勤講師
臨床研修歯科医師指導医(厚生労働省認可)
AQBインプラント指導医
藤本補綴臨床研修会サポーティングスタッフ
日本歯周病学会会員
日本臨床歯周病学会会員
日本臨床補綴学会会員
日本Nd-YAGレーザー学会会員
日本インプラント学会会員

基本情報

つくばヘルスケア歯科クリニック
院長千ヶ崎 乙文

305-0834
茨城県つくば市手代木1925-4

029-860-8100

029-860-8511

診療科目
一般歯科、インプラント、矯正歯科、小児歯科、審美歯科、口腔外科、予防歯科
休診日
日曜日(第四日曜日は矯正治療日です)、祝日
水曜日(祝日のある週は診療します)
アクセス方法
手代木団地入口下車徒歩1分

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