あらかわ歯科医院ホームページ【浦安市】

小児歯科

子どもの歯科治療について

お母様に連れられて、初めて歯科医院に行った時のことを覚えていますか?
楽しかった記憶のある方はあまりいらっしゃらないと思います。

我々はお子様達にとって「楽しかったところ」でありたいと思っております。
遊びに来る感覚で、楽な気持ちで診療ができるようトレーニングを行ってから実際の診療を始めます。

恐怖心の強いお子様の場合、慣れるまでにはある程度のトレーニング回数が必要です。どうか根気よく連れてきて下さい。必ず口を開けられるようになります。

当院ではお子様の治療をするにあたり、次のことを心がけています。

■ 歯科医院への通院が初めてであったり、恐怖心の強いお子様の場合、まず歯科衛生士によるトレーニングを行います。トレーニングでは治療で使用する器具・機械などに慣れてもらってからスムーズに治療へ移行できるよう、遊びながらレッスンします。

■「抑制具」と呼ばれる、身体の動きを抑える器具は一切使用しません。

■ 麻酔の注射をすれば、治療のための通院回数は少なくできますが、治療を急ぐあまり歯科治療に対する恐怖心が強くなり、治療ができなくなるケースをよく見かけます。
お子様に苦痛がないようにコミュニケーションを重要視した治療を心がけております。

乳幼児医療費助成受給券を必ずお持ち下さい

平成24年12月から子ども医療費助成が拡充されました。
入通院ともに小学校3年生までの子どもを助成対象としていましたが、中学校3年生まで拡大することになりました。
(例・浦安市)0歳〜小学校就学前→自己負担なし・医療機関に受給券を提示
小学1年生〜中学3年生 →通院1回につき200円・医療機関に受給券を提示

助成対象となる年齢(学年)や窓口における自己負担金、所得制限の有無などは、市町村によって異なります。助成の手続等の詳細は、お住まいの市町村にお問い合わせください。

あごの発育について

あごを発育させるには、咬むことが大切です。

そしてそのためには、お腹を空かせて「ごはんを食べたい」という「食欲」を育てることが大切です。お腹を空かせるためには適度の運動が必要です。

あごが育てば咬み合わせも良くなり、よく咬みよく食べるので、胃腸をはじめとし、全身が丈夫に育ちます。
食欲のあるお子様は胃腸も育っているので、空腹をがまんするのも得意です。間食に頼らず3度の食事をきっちりと食べることができます。

単に「咬む」という行為のみではあごは育ちません。全身の筋肉が「屋外で遊ぶ」という運動で鍛えられていないと、硬いものを急に咬んでも顎関節症になる可能性さえあります。無理なトレーニングをするのではなく身体を毎日動かし筋力をつけることが大切です。

食欲が未発達だとお腹が空いた時に我慢ができません。そこで間食を摂ります。
すると、今度はすぐにお腹がいっぱいになり、食事をきっちりと食べることができません。咬む機会も少なくなりがちで、あごも育ちにくくなってしまいます。

あごの発育に役立つ献立のポイントとして、
1.咬む回数が多くなる食材を使う。決して硬い食材や食品という訳ではありません。
2.なるべく毎食繊維質のメニューを。
3.干した魚は特にお勧めです。
4.1日1食は和食系(ごはん+咬む回数が多くなるおかず)の食事。

歯並びの良い成人の方に聞くと、子供の頃は外で遊んでることが多かったと言う方がほとんどです。生活にメリハリを付け、よく遊び、よく食べましょう!

年齢と歯並びについて

お子様の歯並びと口もとを観察して下さい。

将来矯正治療が必要かどうか,歯並びと口元をよくご覧になってみて下さい。
歯並びを観察する場合、2歳半~3歳、6~8歳、10~11歳の時期の歯並びが重要なポイントになります。

(1)2歳半~3歳
第2乳臼歯と呼ばれる乳歯の一番奥の歯が生え、乳歯が生え揃います。
この時、前歯に隙間がなく、きれいに並んでいるか、生えるスペースがなく、デコボコしている場合、歯並びが悪くなります。
永久歯の前歯は乳歯よりも平均して1.2倍の歯の幅があります。
従って、乳歯の前歯はきれいに並んでいても歯と歯の間に隙間がない場合は、将来の歯並びは心配です。

(2)6~8歳
4本の前歯が永久歯に順次生え変わり、「6歳臼歯」が第2乳臼歯の後ろに生えてきます。
4本の前歯が乳犬歯と乳犬歯の間にきれいに並んでいれば、この時期は問題ありません。
デコボコして重なって生えていると、重なりが解消されないまま永久歯の犬歯も八重歯になる可能性が高くなります。

(3)10~11歳
犬歯が乳歯から永久歯に生え変わってくる時期です。
犬歯の生えてくる位置が「側切歯」と呼ばれる2番目の前歯の隣にきれいに並んでいれば、問題ありません。
しかし犬歯が重なって生えてしまうとその生える力により、「側切歯」が押されて重なってしまいます。

<対処法>
・前歯でかぶりつき、よく咬んで食べる。
・屋外でよく遊ぶ(遊ぶことによる運動と、紫外線により生体内のカルシウム代謝が活発になり、骨格を刺激し成長を促進させます)
・食欲のある子に育てる。

最近、口を「ポカン」と開けていたり、その開けた口で呼吸するいわゆる「口呼吸」のお子様が増えています。

また食べたものを上手に咬むことができなかったり、飲み物がないと食べたものを飲み込む「嚥下(えんげ)」ができないお子様も増えています。

これは口が正しく機能していないためで、歯並びが悪くなる原因となり、大変心配な状態です。上手に咬むこと、嚥下することで歯並びが悪くならないようにすることも可能です。

当院で行っている矯正治療は4歳以上であれば治療を開始することができます。
お子様の歯並びが気になる方、今は気にならないが将来大丈夫か心配な方など、コンサルティングも行っております。お気軽にご相談下さい。

どうして虫歯になるのでしょうか?

お子様を虫歯菌から守るためには?

虫歯は主にミュータンス菌という細菌による「感染症」であることが判っています。この細菌が存在しないか、存在してもその細菌の数が少なければ虫歯には罹患しません。

生まれたばかりの赤ちゃんの口には虫歯菌はいないことが確認されています。

ところが、歯が生える生後6カ月頃から虫歯に感染してしまうお子様が次第に増えてきます。なぜ感染するのでしょう?
お子様は、お母様をはじめとする養育者の口から虫歯に感染していきます。

スプーンや哺乳びん・コップなどから感染したり、お子様にキスするだけでも感染する可能性があります。
くれぐれも抱っこしているだけでは虫歯菌は感染しませんのでご安心下さい。

もしもお母様に治療していない虫歯があると、口の中に虫歯菌が多く存在していますので、お子様への感染の可能性は高くなります。
養育するのがお母様ではなく、ご祖父母やお父様であっても同じ事が言えます。

お父様・お母様をはじめとする養育される皆様の口に虫歯の罹患や、現在悪くなくても虫歯の治療歴があれば、それらの細菌は必ず口腔内に存在しています。

これは虫歯菌だけではなく、歯周病菌にも同じ事が言えます。歯周病菌は発症するのが早くても10代以降のケースが多いですが、お子様の歯に歯石が沈着していれば、歯周病菌の存在も疑われます。
したがってお子様を虫歯から守るためには、養育される皆様の口に処置していない虫歯・歯石の沈着・歯ぐきの腫れ・歯ブラシしたときにブラシに血がつく・・・、などの症状があれば、まずそれらの治療が必要です。これらの症状があるだけで虫歯菌や歯周病菌はその数も多く、口の中で活発に繁殖をしております。

虫歯でできた穴を治療で詰めたり、歯石を取るなどの歯周病治療をして歯ぐきの腫れがなくなるだけで、細菌の数は減らせます。欧州の研究では、お母様の口の中をきれいにすることにより、お子様の虫歯の数が減ったという報告もあります。

お母様は、できれば妊娠時に虫歯・歯周病の治療と予防を済ませて出産に備えましょう。

特に妊娠時の歯周病は、早産や低体重児を出産しやすいとの報告もあり、妊娠時の治療と予防はとても大切です。
また、以前に治療を完璧に済ませた場合であっても、自覚症状がなく虫歯・歯周病が再発している可能性もあります。まず検診で現在の状態を詳しく調べ、もし再発がない場合も歯のクリーニングや歯石の除去等、一連の予防処置を行い発症の可能性を低いものにしていきましょう。

もし妊娠中体調が優れず治療や予防ができなかった場合であっても、お子様の成長の段階に応じてきっかけやチャンスはいくらでもありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

3歳くらいまでは感染の機会をなるべく少なくすることが大切です。

3歳未満のお子様の治療は、意思の疎通をとるのが年齢が低くなればなるほど難しく、治療が困難なケースが少なくありません。乳歯は歯自体の石灰化が未成熟なため虫歯に罹患しやすく、罹患すると唾液の分泌量も少ない場合、急速に進行していきます。

甘味の与え方にも注意が必要です。「甘い物」自体がいけないのではありません。
虫歯菌は、甘い物(主に砂糖)を摂取してネバネバの歯垢になり、「バイオフィルム」という膜の状態で増殖していきます。その時、虫歯菌が砂糖を発酵させ乳酸などの「酸」という物質により歯の表面が酸性になり、歯のエナメル質が溶かされて虫歯になってしまうのです。

唾液には酸性になった歯の表面を中性に戻す、「緩衝作用」がありますが、甘味を摂取する回数が多いと酸性のままの時間が長い上に、お子様の場合唾液の分泌量が少ないため、虫歯の進行速度をさらに速めてしまう結果になります。

スポーツドリンクの飲ませ方に注意しましょう!

最近、お子様に水やお茶の代わりとしてスポーツドリンクやイオン飲料を飲ませていらっしゃるお母様をよく見かけます。
お子様が病気の時、脱水症状の予防のために病院で勧められたのが始まりで、病気が治ってもそのまま飲ませ続けているというケースがほとんどのようです。

スポーツドリンクやイオン飲料は激しいスポーツや病気の時などに水分を早く補ってくれますが、糖分もたくさん含まれており、酸性度も強いので非常に虫歯を作りやすい飲み物なのです。(そして必要な塩分は不足していたりします。)
そのため水代わりに飲ませたり、哺乳ビンで飲ませたり、寝る前に飲ませたりすれば、当然虫歯の原因になります。

特に乳歯や、生えたばかりの永久歯はやわらかいので、思いもよらぬひどい虫歯になってしまうことも少なくありません。1歳で全ての歯に虫歯ができてしまう例もあります。
ですから病気が治ったらすぐに飲ませるのは止めて、健康な時の水分補給は水かお茶にしましょう。

永久歯が生えそろった中学生や高校生でも安心はできません。
炎天下でのスポーツの後に飲むのは構いませんが、普段の生活の時にもスポーツドリンクを飲み続けていると、硬い永久歯でも虫歯になります。特に上の前歯が溶けてきます。

虫歯の始まりは、歯の表面が白っぽくなり、ざらざらした感じになるのが特徴です。歯にツヤがなくなってきたり、急に白っぽくなったりしたら、早めに歯科医院にご相談下さい。

正しい食習慣・生活習慣をしっかりと身につけましょう。

乳幼児期から食習慣や生活習慣をしっかりと身につけ、虫歯を予防することは、身体だけでなく心身の成長発育にも影響し、一生涯で考えると成人から高齢になるまで影響します。乳幼児期から身についた食習慣・生活習慣は成人になっても忘れることはほとんどないそうです。また、虫歯・歯周病のない口で、しっかりと咬む習慣が一生涯にわたり身についていれば、高齢になっても、痴ほうなどのいわゆる「ぼけ」の予防にもつながります。

お子様を虫歯菌から守ることは、その子の一生にかかわる重要な問題です。虫歯予防により「健康」という財産に投資をしましょう。

基本情報

あらかわ歯科医院
院長荒川 憲

279-0004
千葉県浦安市猫実4-7-25 尾形ビル2F

047-353-7696

診療科目
一般歯科、インプラント、矯正歯科、小児歯科、審美歯科、予防歯科
休診日
木曜・日曜・祝日
クレジットカード
(自費治療のみカードOK)VISA/Master/JCB/Diners/AMEX
アクセス方法
東京メトロ東西線浦安駅より徒歩3分

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