むし歯とはミュータンスと呼ばれる細菌が産生する酸によって歯が溶かされ、穴が開いた状態です。部分的に詰める程度のむし歯は白い樹脂で対応できますので、奥歯でも白くしたい方はぜひ相談してください。
歯周病は、歯肉と歯の隙間にたまったプラーク(歯垢)が原因で歯肉に炎症を起きてくる病気です。歯周病の症状は、歯肉が腫れて出血したり、膿が出て臭いがします。ひどくなると歯を支えている歯槽骨が吸収して歯がグラグラして動いてきます。
最初に歯周精密検査をして患者さんの歯肉の状態を調べます。そのあと、口腔内を赤く染めて鏡でチェックしてもらい、ブラッシング指導をします。
パソコンを使って歯周病の内容や治療方法を説明していきます。また、位相差顕微鏡を使って患者さんご自身の口腔内細菌をお見せします。
歯周病は慢性的な疾患で沈黙の病気とも言われています。特に症状がなくても早い段階で治療することを勧めます。
小児歯科とはただ子供のむし歯を治すだけではありません。
むし歯予防に努め、健康なお口の状態に育てることを目標にしています。
実際に受診されますと、歯科医師または資格を持った歯科衛生士がお口の中の診査を行い必要ならばレントゲン撮影をします。
「シーラント」は奥歯のかみ合う面(咬合面)にできるむし歯の予防の方法です。
あらかじめ、むし歯になりやすい奥歯の溝を接着力のあるプラスチックで埋めてしまいます。
【注意点】
シーラント・フッ素は予防処置ですので、この2つを行ったからといって、必ずむし歯にはならないというわけではありません。
ご家庭では、保護者のみなさんで仕上げ磨きを行い、食べたら磨く習慣をつけ、食生活の環境を改善していかれて下さい
フッ素は自然界に広く存在する元素で、私たちの身体、特に歯や骨にとって欠くことのできない必須栄養素です。
◆ フッ素の効果
①フルオロアパタイト生成結晶性の向上
新しい歯には酸に溶かされ易い不安定な成分が混ざっています。
フッ素はこれと入れ替わり安定した結晶構造へと作り変えます。
②再石灰化の促進
むし歯の部分には、フッ素が取り込まれやすく壊れた部分の修復すなわち再石灰化を促進します。
③酸の産生、歯垢形成の抑制
フッ素自身がむし歯菌に対して、抗菌力を持っているので、その活動を抑制します。
むし歯からいちばん守りたい奥歯は、複雑で細いミゾがあるため、みがき残し、むし歯になることが多いです。
そこで、そのミゾをうめてむし歯を予防するのがシーラントです。
歯ブラシの先がはいりにくい奥歯のミゾは、むし歯になりやすいため、器具を使って、プラスチックの一種である液をミゾに流してうめます。
子供のむし歯予防にもシーラントは使われます。
ポリプロピレンを素材とした新しい歯科用樹脂を使った治療です。歯に被せたりブリッジにしたり入れ歯にしたりと、多用途に使用できます。http://weldenz.com/index.html
今まで樹脂だと柔らかくて強度に不安な点がありましたが、この樹脂は頑丈にできています。
自費で被せ物のタイプですと、一本4万円+消費税になります。
入れ歯などの料金設定は欠損数によって異なりますし、設計によっても異なるので、実際に口腔内を審査してからになります。
ハイブリッドセラミックスジャケット冠のことで、作製からセットまで即日完了できる、新しい診療スタイルの登場です。小臼歯、大臼歯のみで前歯はできません。奥歯の銀歯(全部被せている場合)が気になる方は検討してみましょう。
自費で一本3万円+消費税になります。
まずは口腔内を審査してからになります。予約を取った日に白くは変更できません。
今まで高価で手が届かなかった方には朗報です。昨年の暮れ(平成25年)に出始めたばかりの物ですので、長期経過のデーターはまだありませんが、一年間の保障はあります。
食いしばりや歯軋りのある方はマウスピースを勧めます。