近年、医療現場において、院内感染という言葉が話題にあがります。私ども医療に関わるものにとって、院内感染防止なしには、患者の皆様に安心・信頼をいただくことは出来ません。
バキューム吸引のフリーアームは、治療中に口腔外へ漏れる浮遊粉塵を患者さんの口元でキャッチして、汚染源となる切削粉塵を除去します。
この、フリーアーム・バキュームシステムの優れた集塵効果により、診療室をいつもクリーンで快適な環境に保ち患者さんの健康をお守りします。
入れ歯や被せ物を調整するときに使用する専用の移動式技工台「ミニテック」(ドイツ・カボ社製の精密エンジン付き)にはバキューム機能を兼ね備えてあり、削った粉塵が室内に舞うことはありません。
院内ではお口の中に吹き付けたり器具の動力に圧縮空気を利用しています。空気を圧縮するコンプレッサーや送り出すための配管内は長年使うと汚染される可能性があります。
当院の圧縮空気は膜式圧縮空気乾燥除菌器「Clean Dryer2」によって除菌と除湿を行なった安全なクリーンエアです。圧縮空気特有の匂いも全くありません。安心して治療を受けてください。
金属の器具類を滅菌処理するためのオートクレーブと故障時のバックアップ用にケミクレーブを用意してあります。(右の写真はオートクレーブ)
熱をかけられない器具の消毒は、グルタール製剤から強化型次亜塩素酸水に移行中。環境と体にやさしい方向へとシフトしています。
注射針、麻酔カートリッジ、紙コップはもちろん、スタッフ用の紙エプロン、マスク、グローブ等にも使い捨てとしています。
診療中に頻繁に手指を消毒できるように、わずか3秒で消毒・乾燥が完了する装置です。アルコール消毒液の超音波噴霧方式によってミクロの霧が手の隅々まで行き渡って消毒出来ます。
医院内の空気をクリーンにするため色々なタイプの空気清浄機を設置しています。診療室のエアコンは微細な粉塵を除去できる医療施設用フィルターを用いています。
その他にも竹炭、抗菌スリッパとスリッパ滅菌装置(写真右)などを設置しています。
待合室では超音波殺菌水噴霧器(写真左)によって殺菌水を噴霧して空気中の除菌も行なっています。
インフルエンザのウイルス菌も不活性化します。