左図は、初診時の模型となっています。上下の前歯が不正なのがお判りでしょうか?口で息をしているため、口を1時間閉めさせる装置を毎日使用させました。5ヶ月後には右図のように、もう歯列矯正しなくてもよい状態になりました。尚、料金は5万円でした。
次は、上顎の突出が見られる14歳の子供さんのケースです。何時も口を開けており、床タイプの装置は何を使用してもうまくいかなかったため、1時間口を閉めさせる練習装置を入れさせ、5ヵ月後には右図のような状態まで改善できました。尚、料金は2.5万円でした。
次は、受け口(反対咬合)のケースです。下の歯が出ており、鼻から目にかけての発育も不良なために受け口となり、大切な横顔が崩れてしまっています。永久歯になる前に、上顎を前に出す装置を入れ、鼻の部分の発育を促しました。このケースでは、35万円の料金がかかりました。
次は、乳歯の前歯が捻れている子供さんのケースです。幅も狭ければ奥行きも足りず、また永久歯は大きいので、このままにしておくと4本の前歯が捻れ、犬歯が飛び出てしまうことが予想されます。1年以上かかりましたが、床タイプの装置で拡大することで、左図のように永久歯でもきれいな状態にすることができました。尚、このようなケースにおいて、治療開始時期が遅く(年齢が低いほど有効です)床タイプが有効でない時には、普通にワイヤーを装着して矯正を行います。
▲床タイプが入れられない子供にはこのような装置もあります。
▲拡大装置
▲前方に押す為の装置
小児矯正は、本人とご家族のやる気と年齢が治療方針の判断基準となりますので、当院ではそれぞれのケースに合った治療計画をお知らせし、十分にご納得いただいてから治療を開始しています。