鶴見大学歯学部歯学科 卒業
鶴見大学臨床研修医鶴見大学大学院歯学研究科 入学(口腔外科学教室所属)
鶴見大学大学院歯学研究科 卒業 歯学博士号取得
鶴見大学歯学部口腔外科学第二講座 研究員開業医勤務
2008年6月 こころデンタルクリニック 開業
2011年4月 医療法人社団 宣心会 開設
日本口腔外科学会
日本口腔科学会
日本口腔インプラント学会
日本唾液腺学会
子どもの頃は将来、ロボットに関する研究をしたいと考えていました。手先が器用で細かい仕事がとても好きだったので、緻密なロボットの世界にあこがれがありました。そのうち高校生になった頃、兄が大学の医学部に進んだことから医学について興味を持ちはじめました。兄と同じような世界に進みたいという気持ちもあり、器用で細かい仕事が好きな自分は歯科医師に向いているのではと考えるようになりました。それが歯科医師になるきっかけですね。
大学に入学して最初の実習では、相手が友人とはいえ診療としてはじめて他人に触れるということで、手先が震えるほど緊張しました。そして触れる方がこれだけ緊張するのですから、触れられる患者さまもきっともっと緊張される方がいるに違いないと思いました。この時の気持ちが「患者さまにリラックスしていただける治療」についてしっかり配慮していくベースになっています。
歯科医師を志した当時から、いずれは自分が生まれ育った馬込や大森周辺で開業したいと考えていました。大学を卒業し、歯科医師の資格を取得後、大学院に進み口腔外科の博士号を取得し、その後も研究生活を送ったのは、できる限り正確な診療を行うためにどうしても必要だと考えたからです。歯科医療は外科的な処置が多いものですし、歯や歯ぐきだけでなくお口まわり全体をトータルで診療することで、患者さまに将来を見据えた歯科医療を提供できることから口腔外科を選びました。大学病院で得た経験は、最新の歯科医療だけでなく、医科歯科連携を含めた幅広い知識や高度な技術となって日々の診療に役立っています。
歯科医師になって実際の診療を行って気付いたのは、当たり前のことですが「人と物は違う」ということですね。とてもデリケートな部分を治療させていただくのですから、患者さまと信頼関係を築くことはなにより大切だと考えています。また、経験を重ねるにつれて「同じものはない」ということも痛感するようになっていきました。歯や歯ぐき、口内、顎などお口の状態はおひとりおひとりで全く違いますし、同じ方の歯でも1本1本が異なっています。はじめは「難しい」と感じていたこの違いが、やがて面白くやりがいのあることに変わっていきました。もともと細かいことを追及することが好きだったので、気質に合っているのかもしれませんね。
精緻な診察をすることで、正確な治療をすることができます。そのため、クリニック開設にあたってCTなど当時はまだ一般的でなかった最新機器を導入したのですが、これは大学病院で正確な診断のために不可欠だと感じていたためです。同時にクリーンな院内など、これまでの経験で培ってきた技術を発揮できる環境作りをしています。
地域のホームドクターとして、患者さまにはちょっとした気になることについて頼っていただけたらと考えています。歯や歯ぐきなど口内だけでなく、頬や顎などの痛みや違和感、唇やそのまわりの腫れやできもの、どこに相談したらいいのかよくわからないこうしたお口まわりの症状についても、お気軽にご相談ください。
口内だけでなく、こうしたお口まわりのトラブルは歯科的な要因から症状が引き起こされることが多いのですが、皮膚科や耳鼻咽喉科のドクターではなかなか原因がつかめないこともあります。私はこうした症状についても豊富な経験を積んでいますので、それが歯科的なトラブルから起こったものか、あるいはほかの原因から引き起こされているのかをしっかり判断することができます。もし、ほかの原因から引き起こされている場合には、信頼できる専門医をご紹介していますのでご安心ください。
お口は、生命維持に欠かせない食物をお身体に取り込む入口です。状態のいいお口をキープすることで、先々の健康に大きく役立ちます。しっかりした正確な治療と、その後は定期的なクリーニングやケアを続けることで、状態のいいお口をキープすることができます。
日々の歯ブラシはとても重要です。はじめにいらした時、口内の状態がとても悪かった場合でも、治療を進めると同時に食後に歯ブラシで必ず磨くようになった患者さまはみるみる口内の状態が良くなっていきます。こうした日々のケアについても、当クリニックでは患者さまができることをしていただくというスタンスで行っています。実際、できる範囲のことでしたら無理なく続けられますので効果もしっかりあるのです。無理に細かい指導をすることでお気持ちに負担をかけることはいたしませんのでご安心ください。