当院のモットーは、なるべく抜かない・削らない治療です。私たちこまむら歯科クリニックは、開院以来、50年以上こうしたポリシーのもと、治療をおこなってきました。どんなに進行したむし歯でも何とか残す方法を考えることで、患者さんにはいつまでも自分の歯で噛める生活を送って欲しいと思っています。
実はこうした考え方は、父の代からずっと守り続けてきた当院の治療理念のようなものです。今でこそ"むやみに歯を削ったり、不必要に抜いたりしない"という考え方が主流になっていますが、ほんの20年前までは、"削る・抜く"という考え方のほうが一般的でした。ですからこうした理念は、ある意味、時代を先取りしていたといえるかも知れませんね。
むやみに歯を削ったり抜いたりしていると、治療の度に歯を失うということになりかねません。私たちは"長く健康な歯を保つ"という考え方に基づき、患者さんがいつまでも自分の歯で噛める治療方法をご提案しています。
私が患者さんと接するときに一番気をつけていることは、いつも同じ目線で接することです。上からでも、下からでもダメ。患者さんの立場で常に向き合い、言うべきことはハッキリいう。そして、患者さんが何でも相談しやすい雰囲気を作ることが大切だと考えています。
ですから、できるだけ趣味の話や、最近の出来事など、治療とは関係のない話も積極的にするようにしていますね。いつも治療の話ばかりだと、どうしても一方的なコミュニケーションになってしまうでしょう?なごやかで打ち解けやすい雰囲気づくりをすることで、患者さんが疑問・質問を打ち明けやすい治療環境をつくることもドクターとしては大切な役目だと考えています。
治療を効果的に進めるには患者さんとの協力が不可欠です。どんな些細な質問・疑問でも遠慮なくおっしゃってください。
実はこの医院を継ぐまで、勤務医として多くの歯科医院で治療をしてきました。中には一日50人もの患者さんの治療を任されるような、忙しい医院もありました。そのなかで気づいたことは、自分は"多くの患者さんを対処していく"というよりは、"一人の患者さんに対してじっくりと向き合いたいタイプ"であること。
仕事でも何でもそうですが、一日に何十人もの患者さんを診ていると、必然的に治療の質も下がってしまうんです。そうなると、患者さんに満足のいく治療を提供することができません。ジックリ丁寧に治療すれば完治するものでも、中途半端な治療になってしまうことで、再発のリスクが高まったりすることもしばしばでした。
ですから、現在では患者さん一人ひとりにジックリ時間を取りながら、丁寧な治療を心がけるようにしています。実際、"初めてこんなにシッカリとした説明をしてくれた""ほとんど痛みがなかった"と喜んでくれる患者さんも少なくありません。
開院して半世紀を迎えた私たちこまむら歯科クリニック。これからも長い期間にわたって地元の皆さんの歯の健康をサポートできるようにしていきたいですね。
こまむら歯科クリニック/院長駒村秀朋
趣味
昔からずっと音楽をやっています。今でも自分でギターとキーボードを演奏しながら、曲を作ったりしていますね。他にも、パソコンいじったり、映画を観たり......。文科系の趣味が多いですね(笑)。最近、ハマっているのはベランダ農園での野菜作りです。
経歴
平成元年(1989年) 日本大学松戸歯学部卒業
こまむら歯科クリニック顧問/駒村浩一
経歴
東京医科歯科大学卒業