1)一般歯科診療
○保存(虫歯)治療
○歯周病治療
○補綴(冠や義歯による審美的・機能的回復)治療
○顎関節症の治療
○咬合治療による噛み合わせの改善
○マウスガードによる歯や顎関節の保護
○予防歯科
2)漢方・鍼灸による口腔疾患の診療
気候の変化・精神的ストレス・飮食の不摂生・疲労・老化は、内臓機能の失調を引き起こし、口腔内に以下のような病気や症状を発生させます。
このような病気や症状に対して、東洋医学的な診断のもとに漢方薬や鍼灸による治療を行います。
○口腔乾燥症(ドライマウス)
○歯肉の病気(歯肉炎・歯周病など)
○粘膜の病気(アフタ性口内炎・扁平苔癬など)
○口角炎
○舌痛症
○口腔内の異常感覚(味覚異常など)
○口臭
○三叉神経痛
○顎関節症
○歯ぎしり・喰いしばり
<漢方>
当歯科医院で使用する漢方薬は、北京中医薬大学東直門病院口腔科で治療効果が認められた処方を参考にしています。
特に、口腔乾燥症(ドライマウス)に対しては、特効薬(東直門病院の研究報告によると有効率83%)を処方します。
さらに再発性性口内炎、舌痛症、口腔内の異常感覚、三叉神経痛、顎関節症・歯ぎしり・喰いしばり・口臭などに対しても、漢方薬は優れた効果を発揮します。
口内炎・歯周病・口臭の治療や予防には、「漢方うがい薬」が効果的です。
<鍼灸治療>
針治療は、歯ぎしり・喰いしばりによる咀嚼筋痛・開口障害や痛みを伴う顎関節症・三叉神経痛・顔面神経麻痺・嚥下困難症などに対して優れた効果を発揮します。さらに耳針療法(王不留行という植物の種を耳の穴に貼り付けますので痛くありません)を併用しますと、持続的な鎮痛効果を得ることができます。
また灸治療(糸状のお灸で痕は残りません)も、慢性的な歯周病に有効です。
治療前
治療後
治療前
治療後
3)薬膳・ハーブによる口腔疾患の予防
東洋医学の目標は、「未病治」つまり病気が発症する前に予防することにあります。口腔の健康を守り口腔疾患を予防するためには、ストレスを緩和し、正しい食生活をおくって、内臓機能を調えることが重要となります。
漢方薬の材料である生薬は、その薬物の持つ効能と食物の味をうまく結びつけることで、健康維持や病気の治療や治療の補助として役立ちます。
当歯科医院では、東洋医学の「医食同源」の考えにもとづき、薬膳やハーブを用いた食養生による口腔疾患の予防指導を行います。
特に薬茶は、口内炎や歯周病の予防と治療に役立ちます。
4)附属鍼灸治療院でのストレス緩和、全身症状の治療
睡眠時の歯ぎしり(歯軋り)・くいしばり(喰いしばり)は、精神的なストレスが原因で引き起こされる習癖であり、ある疫学調査によれば96%のひとに認められると報告されています。
この歯ぎしり・喰いしばりは、口腔内では歯痛・歯周病・舌痛症・顎関節症などを引き起こします。さらに、全身的にも様々な影響を及ぼし、以下のような症状を発生させると考えられています。
○頭痛や顔面痛
○肩や首の痛みとこり
○背中の痛みや腰痛
○咽頭や食道の違和感
○嚥下困難
○胃の不快感や脹満感
○めまい
○耳鳴り
○不眠
当歯科医院に併設した針灸治療院では、これらの全身症状に対して針灸治療を行います。
鍼灸治療は、患部に滞った気血を巡らせてこりや痛みを取り去ります。
さらに、体の陰陽(自律神経)のバランスを調えてストレスを緩和し、内臓機能の失調による様々な症状を改善します。
尚、当院で使用する針は、完全滅菌済のディスポーザブル(使い捨て)針ですので、感染の心配は全くありません。
リュウマチや関節痛、筋肉痛、皮膚病などに対して、漢方入浴剤も有効です。当院ではチベット漢方入浴剤もお取り寄せできます。