インプラントは歯が生えていたところの骨に生体親和性の高いチタン製の人工歯根を埋め込み、そこに差し歯の要領で人工の歯を被せるというもので、「第三の歯」ともいわれています。
チタンは人工関節などにも利用されている、金属アレルギーのリスクが非常に低い金属です。
歯を無くしてしまって、入れ歯をしたくないという方でも、インプラントなら自分の歯を取り戻したように生活していただけます。
高橋歯科医院では、日本先進インプラント医療学会所属の医師が、AQBインプラント等を用いて、質の高いインプラント治療にあたっています。
AQBインプラントは、純チタンと再結晶化ハイドロキシアパタイトという材料から出来ています。チタンは金属の中でも生体親和性が高く、またアパタイトも同様に骨と直接結合する優れた生体親和性を持っています。
手術が１回で済み、その後噛めるまでに約１～２ヶ月（症例により異なります）と、健康的な歯に回復するまでの期間がとても早いため、治療における患者さんの心身的負担を軽減します。
シンプルな仕様のため、製作コストが安く治療費も安価に済みます。
インプラントの良いところは、ブリッジと違いとなりの健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のような違和感・脱着のわずらわしさがないところです。
直接骨に結合されるので、自分の歯のようにしっかり噛むことができます。
ただし、歯根膜がないので噛む力の微調整ができない場合があり、周りの骨や噛み合う歯に負担をかけてしまうことがあります。
また、インプラント周囲に歯垢が付着したままになると、歯肉がはれたり出血したりと歯周病のような状態になってしまいます。
そのため、インプラント治療終了後も、自分の歯と同じように、年に数回のチェックとメンテナンスが必要です。
インプラント治療の基本的な流れをご紹介します。患者様のお口の状態によって流れが異なる場合がありますので、おおよそのイメージとしてお考えください。
Step1 カウンセリング
どこをどのように治したいのか、患者様のご要望（ご予算・治療期間・最終的なゴールの設定）をお聞きします。
Step2 精密検査
現在の健康状態や喫煙など生活習慣に関する問診、ステントという装置を使ったレントゲン・CT撮影による骨の状態の確認、口腔内診査、歯型診査など、事前の診査・診断を行います。
Step3 治療計画・治療方針の立案
検査結果からご希望と診査結果をふまえ、インプラントの本数・位置サイズを決定します。
ご不明な点がありましたら遠慮なくご質問ください。ご理解・ご納得いただけるまで丁寧にご説明します。
Step4 治療前手術（※必要な場合）
虫歯・噛み合わせ・歯周病などがあれば治療を行います。インプラントを埋め込むのに骨が不足している場合は骨の再生手術をします。
Step5 一次手術
通常の歯グキ麻酔を行なった後、人工歯根を埋め込みます。手術時間は30分～数時間程度です。入院の必要はなく、翌日から普通に生活していただけます。その後、消毒・抜糸、治癒期間、二次手術と治療を進めます。
人工歯根と骨が結合するまで、上顎だと２か月程度、下顎だと１～２か月程度待ちます。
Step6 人口歯の作成
人工歯根に歯を装着するための装置をつける簡単な外科処置をして、仮歯を入れます。その後型を取って見える歯の部分を作ります。色や形など、周囲の歯や患者様のご希望に合わせてお作りします。
Step7 微調整
見た目や噛み心地など微調整をして歯の部分を装着します。
Step8 メンテナンス・定期健診
インプラント特有のトラブル（インプラント周囲炎など）が起こらないよう、日々のメンテナンスが重要になります。また定期的（半年毎位）に来院してもらい、インプラントの状態のチェックと周囲の清掃を行います。
歯肉を切開し骨を露出させます。
骨にドリルで人工歯根を埋め込むための穴を開けます。
人工歯根を埋め込みます。
インプラントは一本ずつの歯だけでなく、将来的に設計の変更として入れ歯にも応用することができます。
磁石式の入れ歯や、入れ歯をねじで固定するものなど、インプラントと入れ歯双方の利点を生かし、費用を抑えながらも使いやすく体に負担の少ない方法を用いることができます。
