■虫歯の治療
虫歯の治療は、天然歯をできるだけ残すために、虫歯に侵襲されてしまった部分を必要最低限の量だけ削るようにしています。
治療には表皮麻酔や麻酔を使い、痛みを感じないよう心がけています。
・虫歯が神経まで進行しているときの治療
虫歯が深く神経まで進行(C4)すると、最悪の場合には神経は腐ってしまいます。
こうなると、腐った神経を取り除き、内部を洗浄~治療する必要があります。
神経を抜いた歯はもろくなりますので、こうならないためにも早期治療が不可欠です。
■歯周病の治療
歯周病は虫歯を抜いて、歯を失う原因のトップとなっており、食生活の欧米化に伴い、若い世代まで広がっています。
治療の基本は、原因となっているプラークを取り除くプラークコントロールです。
特殊な器具を使い原因を取り除くとともに、毎日のケア方法も覚えていただいています。
・歯周病の基本治療“SRP(スケーリング・ルート・プレーニング法)”
SRPは歯周病に冒されている歯周ポケット内にある歯石を、専用の器具を使い取り除く治療法です。
軽度以外のほとんどのケースで、麻酔をしてから行います。
■入れ歯の治療
虫歯や歯周病、事故などにより歯を失った場合、入れ歯(ブリッジも含む)またはインプラントで補う必要があります。
入れ歯には大きく分けて“部分入れ歯”と“総入れ歯”があります。
部分入れ歯は、自分の歯が残っていて、そこに金具をかけますが、総入れ歯は、歯が全くないため歯茎や歯肉の粘膜で支えます。
当院では、患者さんが満足いただけるよう、フィットする入れ歯を提供しています。
なお当院以外で製作された入れ歯の修理も承っています。
・入れ歯の種類
入れ歯は、健康保険適用の場合には、材料がプラスチックとなります。
健康保険外の入れ歯には床(しょう)の部分が金属の入れ歯や磁石で固定する入れ歯など、いろいろなタイプがあります。
■小児歯科~治療と予防
お子さんのお口の中の環境は、乳歯が抜け永久歯が生え揃うまでに、大きく変化します。
大切な歯を守るために、乳歯や永久歯の虫歯を治すだけではなく、歯並び・咬み合わせの異常に対する矯正治療、虫歯にならないための予防ケアなどを行っています。
当院では緊急な場合を除いて、無理やり治療を行うのではなく、お子さんが“歯の治療は怖くないんだ!”と思っていたたくよう慣れていただいてから、その状態に応じた最適の治療方法を選び、保護者の方へ説明・同意をいただいた上で優しく治療を行っていきます。
・お子さんの予防ケア
生えてきたばかりの歯は、とても軟らかいため虫歯になりやすく急激に進行する傾向があります。
虫歯にならないために、フッ素コーティングや噛み合わせの深い溝にプラスチックを流して菌の進入を防ぐシーラントなどで予防を行っていきます。