歯が痛くなったら歯科に行って治療するお考えの方は多いと思いますが、歯周病のように痛みもなく進行している病気もあります。
ですから「歯は痛くないから、大丈夫!」というのは間違いで、歯に痛みが出たときには、大切な歯を削る・抜くなどの治療が必要になってきます。
当院では、歯みがきの状態・お口の中の状態などを確認したうえで、患者様のリスクを調べ、そのリスクに対応した予防プログラムを提示していきます。
■予防歯科の基本 PMTC
予防歯科の基本がPMTCという治療法です。
歯に付着し成熟したプラークは細菌バイオフィルムと呼ばれ、虫歯や歯周病などの原因となります。 このバイオフィルムを専用の器具とフッ素入りペーストを用いて除去し磨きあげることで、口腔内の健康につながります。
PMTCでは細菌を含む歯石だけでなく、歯の表面に付着したタバコのヤニや茶しぶなどの着色も除去されます。
【縁下ケア】
【隙間ケア】
【フッ素塗布】
■フッ素による予防
フッ素には「歯を溶かす酸」への抵抗力を強める(結晶構造を強くする)働きがあります。
フッ素を含んだジェルを塗り込むことで、歯質を強くし虫歯になりにくい状態にします。
フッ素はお子さんだけでなく、成人の方にもとても有効な予防ケアです。
■3DS(デンタル・ドラッグ・デリバリーシステム)
虫歯の原因となるプラークをPMTCによって完全に除去した後に、専用のマウスピースで薬剤を浸透させます。
抗菌状態となるので、通常の歯磨きだけで約3~5ヶ月間は効果が持続し、虫歯菌が歯面に付着することを防ぐことができます。