「健康を守り育てる」
昨年8月に、「歯科口腔保険法」が成立しました。
近年、欧米の研究からは、口腔を健康に保つことで、全身疾患の発症率が減少することがわかり、健康創りへの貢献、医療費の削減が可能なことから、我々、歯科の役割が非常に大きなものとなってきております。
当院では、これまで、健康な皆様がより健康に過ごしていかれることを願い、口腔ケアを通した健康増進の情報について発信・実施して参りました。
近年は、当NPO法人とのグループ化を図り、これまでの予防歯科医療に、新たに予防医療から「食育」の学びを加え、「口を命の入り口にするのか、病気の入り口にするのか」についてお伝えしていくことを、展じてまいりました。
これは、皆様の健康に対する認識を提起し、食のあり方、口腔管理の必要性の見直しを図ることから、歯を削ったり、抜いたりという歯科治療の介入を減らし、全身的にも薬に頼らない健康で健やかな生活をして頂きたいという思いからでありました。
しかし、本当の意味での予防医療は、発育期も含めた、乳幼児期から必要です。そこで、小児からの定期管理をしていくという「早期介入型定期管理システム」を企画し、これまでの体制に加え、整理を行っている所であります。「早期介入型定期管理システム」とは、乳幼児期から食育指導、また口腔管理を行うことで、健全な口腔発育、そして、全身発育を導き、健全な生活を習慣化した、疾病に罹りにくい体をもった成人を育てていくシステムのことを言います。
日本の財政、社会保障制度は、益々厳しくなっていくと言われており、0次予防、1次予防が基本と考えております。
正明会グループは、その基本概念にのっとり、健康のための定期管理について、来院していただいている全ての皆様に、理解を深めて頂き、また、多くの方に広めていくことにチャレンジしていく所存であります。
私たちは、地球にやさしい環境づくりをし、地球環境の改善啓発活動を通じて自己研鑽に励み、人から信頼され、安心していただける歯科医療の為、べストを尽くします。
私たちは、悪くなった歯を治す事(CURE)と、これ以上歯で苦労することがないようお手伝いする事(CARE)を行います。
私たちは、職場の中で常に和を尊び、チーム診療に徹し、「感動」を創る職場を目指します。
トータルヘルスプロモーションの実践として、当院の作業環境を改善し、健康サロンのシステム化構築とその運用をし、患者さんに啓蒙活動を通してCureとCareの認識を伝え広めます。
環境保全に配慮した次世代の医療従事者を育成します。
4R運動を歯科医療界へ普及させる活動を行います。
Refuse(無駄に買わない)Reduse(無駄使いしない)Reuse(再利用)Recycle(再資源化)
消毒、滅菌においては、国際的には感染予防策としてスタンダードプリコーション(標準予防策)の実践が常識的となってきており、世界で代表的なラピッドステリライザーHS22K5,卓上ウオッシャーディスインフェクターを使用し、操作はスタートボタンを押すだけで、予め設定してあるプログラムで作動し、危険な手洗いから作業者の安全を守り、器材の洗浄・消毒を確実にする仕組みです。
あらかじめ設定された工程を自動で行い、感染を防ぎます。スタンダードブリニーションに従い、世界で一番のスウェーデン洗浄機
高温高圧で器具を滅菌します。こちらも世界で一番のスウェーデンのオートクレープ(滅菌機)
平成17年2月に発行された厚生労働省による「医療施設における院内感染の防止について」では、院内感染を以下のように定義しています。
①医療施設において患者さんが原疾患とは別に新たにり患した感染症
②医療従事者などが医療施設内において感染した感染症
これに補足して「院内感染は、人から人への直接、または医療器具等を媒介して発生する。特に免疫力の低下した患者、未熟児、老人等の易感染患者は、通常の病原微生物のみならず、感染力の弱い微生物によっても、院内感染を起こす可能性がある。」とかかれています。このように、院内感染は、さまざまな原因によって引き起こされ、歯科医療の現場でも十分にその可能性が考えられます。
使った医療器材を正しい方法で清潔にすること(器材再生処理)は、「感染管理」「感染防止対策」の大切なプロセスのひとつです。 「一度使った医療器材がきちんと洗われていない」、「きちんと滅菌がされていない」など、処理が不十分・不確実なものを使って治療を行えば、それが感染経路となり、患者さんへ感染を伝播してしまう可能性があります。
また、そのことにより、患者さん自身、そして医院側のコスト負担も大きくなります。ましてそれは、患者さんにとっても病院にとっても不利益にしかなりえないものです。
医療用洗浄・消毒器、滅菌器は、器材再生処理というひとつの流れの中での感染管理を考える上で、大切な役割を担っています。最新の科学的根拠にもとづく優れた技術を取り入れた機器は、医療現場で縁の下の力持ちとして「確実な医療器材の洗浄・消毒・滅菌・保管」を正しく行うために活躍しています。
患者さんの権利
(医)正明会岩井歯科では、「患者様の権利に関するWMAリスポン宣言(世界医師会)」(世界医師会1981年、1995年修正)等を念頭に、「(医)正明会岩井歯科における患者さんの権利と責任」について以下の様に定め、公示いたします。
これは、(医)正明会岩井歯科における歯科医療の取り組み、患者さんと医療者の双方の信頼関係と相互理解がなければ、確実に患者さんの利益となりえないと考えるからです。
安心して治療やメンテナンスをお受けいただくための、お約束です。
患者さんは、その人格が尊重され、良質で適切な歯科医療を公正に受ける権利があります。
患者さんは、歯科医師、歯科衛生士、その他の医療提供者の協力下において、健康を維持するためのメンテナンスケアを継続して受ける権利があります。
患者さんは、自分の口腔内の問題について、理解しやすい言葉や方法で、納得できるまで十分な説明と情報提供を受ける権利があります。
患者さんは、十分な説明と情報提供を受けた上で、治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。
患者さんは、治療方法等の決定にあたり、他の歯科医師の意見を求める権利があります。
未成年者や、治療について自分で判断することが困難な方については、両親または後見人が説明を受け、治療の選択をする権利があります。
患者さんは、自分の診療記録の開示を求める権利があります。
患者さんは、診療の過程で医療者が知りえた個人情報を、他人に知られること無く、その秘密が守られる権利があります。
患者さんは、診療所で実施している、患者セミナー等の歯科健康育成プログラムを受ける権利があります。
患者さんは、岩井歯科に対して、意見や要望を口頭や書面で提供する権利があります。また、それによって、いかなる不利益をこうむることもありません。
患者さんは、自分自身の治療やメンテナンスの経過を、歯科医学研究や教育の目的で、医療者に情報として提供されることについて、十分な説明を得て、その可否を決定する権利があります。
岩井歯科は、患者さんの健康の利益を第一に考えている診療所です。その診療方針や歯科医療システムをよくご理解いただき、診療にあたってのルールをよくお守り下さい。
患者さん自身の治療やメンテナンスが確実に、また有効に行われるために、ご本人の健康に関する情報は、多少に関わらず出来るだけ正確にお伝え下さい。
治療計画が順調に進み、治療効果が確実に発揮されるように、ブラッシング等の指示された家庭療法は確実に行って下さい。
診療所内では来院されている他の患者さんの迷惑にならないように、お願いします。
日本の保険医療制度においては、欧米に比べて報酬がかなり低く抑えられている治療があります(欧米の治療費は日本の治療費の10倍~20倍)。このような現状の中でも、岩井歯科は最善の努力をしておりますが、保険適用の範囲も制限されていることがありますので、患者さんの望む診療内容を保険で実施できない場合もあることをご理解ください。
保険外診療(自由診療)については、担当スタッフが出来るだけわかりやすく説明いたします。きちんと情報を得た上で、自主的にご判断下さい。
治療の開始前または途中で、治療計画の変更を希望される場合は、速やかに担当のスタッフにお知らせ下さい。
治療計画に同意され、治療を受けられた場合は、治療費のお支払いを滞りなくお済ませ下さい。
診療所内の感染防止には、最新の機器とシステムを導入して、最善を尽くしております。そのために診療所が大きな経費を負担していることをご理解下さい。
診療所で行っている患者セミナーには、積極的にご参加下さい。
健康な口腔を維持するために、治療後も定期的なメンテナンスケアをきちんとお受け下さい。
☆9:00~12:00/14:00~18:30
△祝祭日のある週の木曜日は診療しております。
△木曜日は予約診療のみ行っております。