自家歯牙移植とは 保存不可能になってしまった部位に、
歯を抜いた直後に智歯(親知らず)を移植する口腔外科的手術です。
最近ではいろいろな応用もなされインプラントとともに歯科再建修復治療で重要な役割を担ってまいりました。
まだまだ一般的には普及しておりませんが、移植の対象歯は基本的に不要な智歯や歯列から
横にはみ出し抜歯の必要性もある臼歯を利用する場合がほとんどです。
1.診査と治療計画
まずレントゲン等で十分な検査を
行い、移植可能かどうかを調べ、
治療計画を立てます。
2.移植の準備
保存不可能である第二大臼歯の
抜歯を行ないます。
3.移植床の形成
智歯(親知らず)を抜歯し、
その根形態に合わせ、第二大
臼歯抜歯窩の形態を整えます。
4.智歯(親知らず)の移植
第二大臼歯抜歯窩に智歯(親知ら
ず)を移植し、必要に応じて
数週間固定します。
5.修復処置の完了
2~3週後より通法の保存治療を
行ない、安定を待って修復処置を
完了させます。