歯科医院とは思えないシンプルな形状の建物は、看板を一切排除し、必要十分な医院の表札のみで、落ち着いた佇まいを演出しています。夜になると、建物を照らす照明と院内から漏れる光が重なり、暗闇のなかで浮かんでいるかのようです。
エントランスをくぐると受付と待合室になります。衛生面から患者さん着用の履物のままお入りください。
受付と待合室では、高い吹き抜けの天井と窓からさしこむ陽光、間接照明を配した壁面からの光がまぶしさを抑えながら落ち着いた雰囲気を醸し出しています。リラックスしてお待ちいただけるよう、アロマオイルの心地よい香りが漂い、歯医者独特の匂いを感じません。
当医院では、手術室にレントゲン装置を備え付けた部屋を準備しました。これにより、手術中にレントゲン撮影が必要になったときでも、そのままの状態でレントゲン撮影ができ、手術室とレントゲン室を移動する時間を無駄にしないことが可能になりました。最新式のこの設備を備えた部屋では、被曝線量が従来比10分の1になっているばかりでなく、X線照射の人体への影響を皆無にするため、天井、床面、壁面、さらに扉にまで鉛を組み込んだ重厚な材料を用い外部への放射線の漏洩を遮断しております。
天井付近は透明で床面に近づくにしたがって不透明度を増すプライバシーガラスを、予防処置室の隣室との境界に採用しました。このガラスは、予防処置エリア全体の明るさを維持したまま、隣室の様子を覗くことができないので、処置中のプライバシーを守る働きがあります。足元前方のガラス窓から敷き詰められた小石のある箱庭が、また頭上前方にあるガラス窓から青空が眺められ、治療イスに座っていると歯科医院にいることを忘れてしまうことさえあります。
廊下の突き当たりにある部屋は、完全個室でプライバシーに配慮したカウンセリングルームです。
担当医からは、今後の治療方法、スケジュール、現在の状況、予防処置の方法、治療費など本当に知りたい情報が個別に説明され、とかく流れ作業になりがちな従来の歯科治療を、患者さんとじっくり話し合い親身になって対応します。経緯や症状、今後の治療方法など不明な点・質問など遠慮なくご相談ください。