私たちの体にとって、食べ物は異物と同じです。お口の中に入った異物は、細かく噛み砕かれて体の中に入っていき、やがて「栄養」として体内に吸収されます。つまり、歯は健康な体を作るための始まりの場所であり、私たちの体の一部。歯は大切にしたいですよね。
どんなお子さんも、始めのうちは歯の大切さがわかりません。それを教えてあげるのは、ご両親です。お子さんへの最高のプレゼントは、定期健診や口腔ケアで歯を守ってあげることではないでしょうか。
歯が健康で、銀歯のないきれいな口元は、ビジネスや友人関係、人生に自信をもたらします。近年では国際化が進み、さまざまな国の人々と交流することが増えました。特に欧米などの多くの歯科先進国では「予防」という考え方が定着しているので「自分の歯を大切にできる人」は「自分の生活や仕事を大切にできる人」という評価を受けます。
歯を大切にすることは、素晴らしい人生を送るための必須事項となってきているのかもしれませんね。
辛いとき、苦しいとき、私たちは奥歯をぎゅっと食いしばります。スポーツでも同じで、歯がないと足腰の踏ん張りが効かなくなり、パフォーマンスが落ちてしまいます。私は学生時代に体験したことを通じて、この事実を知りました。
当時野球部に所属していた私は、準備運動もそこそこにノックの練習を始めました。1回目、2回目は難なく終わり、3回目。強烈な打球をキャッチし、思い切り一塁へ送球!と、その瞬間、腰がビキッと音を上げ、その日から、激しい腰痛との戦いが始まったのです。
病院に通い、筋肉が衰えないように歯を食いしばりながら筋トレをしていました。そのとき感じたことは「人は何かを耐えるとき、歯を食いしばる」ということ。逆に言うと、歯がなければ食いしばって頑張ることができません。
この経験が原点となり、歯の大切さを伝え、歯を守るサポートをしたいと心から願うようになりました。
春日井で育った私は、多くの皆さまに支えられてきました。今度は私がお返しをするために、この地で開院することにしました。
勤務医時代は、歯科技術を磨くために休みもお給料もすべて注ぎ込み、熱心に勉強していました。理想とする歯科医療を提供したい、そんな想いが強かったんですね。
ところがいざ開業となったとき、大きな問題が立ちふさがりました。技術だけでは良い診療はできません。理想とする歯科診療を実現するために、スタッフとの連携や環境作りで随分と悩みましたが、妻やスタッフ、身近な人たちの協力に支えられてきました。
私は、自分が変わることで未来が変わっていくことを知りました。患者さまの中にも、ほんの少しご自分を変えることができれば、さらに良い人生を過ごせるのに、と感じる方がいらっしゃいます。でも、なかなか自分ではわからないですよね。そのきっかけを与え、サポートしていくのが私の役割だと思っています。
医療法人真美会 森川歯科クリニック
院長 森川真作
【経歴】
愛知学院大学歯学部卒業 歯学博士
【所属団体】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
日本矯正歯科学会
日本歯科人間ドック学会
日本抗加齢医学会
日本アンチエイジング歯科学会
国際歯周内科学研究会
日本フィンランドむし歯予防研究会