矯正歯科治療とは、ひと言でいうと、歯の位置やあごの骨を長い時間かけて少しずつ変化させ、悪い歯並びを治し、よい噛みあわせを実現することです。下顎運動や顎関節の動き、虫歯や歯周病など、口全体の健康や噛む機能の増進を目指します。もし矯正せずに放置しておくと、 食べ物がよく噛めなくなったり、 言葉が明瞭でなくなったり、虫歯になりやすくなったりする可能性があります。 また、歯槽膿漏になりやすい、口臭の原因になる、あごの関節に負担をかける、歯を折ったり、ケガしやすいなど、さまざまな不調が現れる可能性があります。
若年時の早期治療が大変効果的な場合もありますので、まずはご相談ください。
矯正担当歯科医師
歯学博士 藤井祐佳
大阪大学歯学部卒業後、大学院にて矯正学の歯学博士号を修得し、大阪大学歯学部付属病院に勤務経験を持つ矯正のスペシャリスト。
■フレンケル
3才~6才頃の乳歯のうちにフレンケルによって受け口(反対咬合)を直しておけば、大人の歯並び(永久歯列)になった時に90%以上受け口が防げます。
矯正の適齢期は乳歯の時期からです。開始時期や矯正期間は個人差がありますのでお気軽にご相談ください。
フレンケル
フレンケル装着時
フレンケル装置(術前)
フレンケル装置(術後)
■ブラケット
ブラケットは矯正治療を行うほとんどの方が使用する装置で、矯正治療の一般的な装置です。この装置は、1本、1本の歯をワイヤーで連結して、3次元的に歯の移動を行います。ほとんどの永久歯が生えそろう小学校6年生以降からの矯正方法です。
最近では、金属部分が目立たない合成樹脂性のブラケットや歯の裏側での装着する方法などもあります。
術前
術中
術後