伊藤歯科クリニックホームページ【茨木市】

伊藤歯科クリニックは、1993年5月12日に茨木市舟木町で開業しました。
以来、13年あまりの間、歯や歯ぐきが身体の一部であるという前提に立ち、できうる限りそれらを守るという姿勢を貫いてきたつもりです。

しかしながら、時間の経過とともに進歩する歯科医学あるいは歯科医療は、開業当時の想像をはるかに越えるものとなりました。
当院も、常に進歩してきたつもりですが、これまでの規模では対応が難しくなっておりました。また、診療に直接は関係しない設備においても、来院される患者様にご迷惑、ご不便をおかけしていた部分も多々ありました。このような事情を解消し、皆様に少しでも快適な時間を過ごしていただき、さらに、より高度な歯科医療を提供できるだけの診療室に脱皮するために、2005年11月より診療室建設の構想を練り始め、2007年1月より新診療室で皆様をお迎えできるようになりました。
この診療室はまだまだ未完成で、皆様のご意見をいただ戴しながら、長い時間をかけて育てていきたいと考えております。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

伊藤先生が患者様にお伝えしたいメンテナンスのポイントは何でしょうか？
2つの大切なポイントを、ぜひ患者様に知っていただきたいと思います。
まず1つは、「継続的に通っていただきたい」ということ。メンテナンスは、むし歯や歯周病の発症を抑えることが目的です。皆様のお口の中には、常に病気発症のリスクが存在しています。それは細菌であったり、生活習慣に関係するものだったり・・・・。
それらは治療後でも存在しつづけます。メンテナンスは、そのリスクを管理して、病気が発症する前に何らかの対策をしよう、今そこにある病気の進行を遅らせよう、仮に何らかの原因で病気が発症したとしても最小限の範囲の治療で済まそう、というものです。
それを実現するためには、定期的にお口の状態を確認することが大切になります。上で紹介している患者様 (弟)の奥歯には、「CO」という経過観察している歯があります。黒いので、「むし歯」と思いがちですが、実は進行は停止しています。なぜか？それは、「むし歯にしない」という患者様の強い意志によるプラークコントロールと、定期的なプロフェッショナルジケアで、これ以上進行しないように管理することができるからです。
また、仮に何らかの原因でこの歯がむし歯になってしまっても、定期的に通う＝すぐに対処することができるので、ほんの少しの治療ですむことから、歯へのダメージも最小限にできます。これは、定期的にメンテナンスを受診しているからこそ実現できることなのです。

もう1つは、「ご家族で通っていただきたい」ということです。
実は、ご家族のお口の状態はとても似てくるものです。親のお口から、子の将来のお口を想像することも難しくありません。なぜなら、遺伝的なことはもとより、生活習慣というお口の健康に大きな影響を与えるリスクが共通だからです。たとえば親が喫煙していたとしたら、子も喫煙する可能性が少なからずあります。喫煙は歯周病の大きなリスクです。
ならば、「親には禁煙支援、子には防煙支援」が必要不可欠になります。また、ご家族皆様が継続的にメンテナンスに通うことで、成長・加齢に伴う歯科疾患発症のリスクを早期に発見し、コントロールすることもできます。
2つのポイントはそれぞれ密接に関係しているのですね。
そのとおりです。家族全員が健康でいられるためには、「家族みんなで継続的にメンテナンス」と覚えていただければ幸いです。