甘いもの食べると虫歯になりやすい…
虫歯を予防するには歯磨きが一番大切…といったことは皆さんよくご存知だと思います。
ここでは皆さんがもっとお知りになりたい深い部分をお話させていただきます。
皆さんの中には以下のような疑問をお持ちの方が少なくないと思います。
『どうして金属を詰めてもらったのにまた虫歯になるの?金属は堅いのだから歯を虫歯から守ってくれるのではないの?だって金属が虫歯になって穴が開くことってないでしょう…』
もっともなお考えだと思います。
ときにつらい痛い思いをされ、時間や費用をかけて治療なされたのですからなおさらです。
どうして虫歯になるのでしょう。
日本の歯科医療で使用されている金属の多くはパラジウム合金です。あまり知られていないことですが欧米ではその腐食性、細胞毒性の怖れからほとんど使われなくなっている材料です。この合金は銀を多く含むためお口の中では酸化されやすく、少しずつ腐食し歯との間に隙間が生じてきます。お口の中の虫歯菌は顕微鏡レベルの大きさなので、容易にその隙間から歯の内部に侵入、再び歯を溶かし始めるのです。
確かに金属そのものは虫歯になりません。ただ金属と歯の段差や隙間から、新たな虫歯が生じてくるのです。 私達さきた歯科において、もう十年も前から金属をまったく使用しない歯やからだに優しいノンメタル歯科治療をご提案させていただいております理由がそこにあります。
さらにこういった疑問をお持ちになられている方もいらっしゃいます。
『神経を抜いてもらったとき、それまでの痛みがウソのように治まったし、それから一度も痛くないわ。もうこの歯を治療する必要はないでしょう?』
おつらい想いから開放され、やっとのことで日常に戻られたご経験からそうお考えになられるのはいたしかたないでしょう。
事実はまったく異なります。
神経を抜かれた歯のほうが水分を失った木のように朽ちやすく、根にヒビが入ったり割れやすくなります。歯の神経がなければ歯そのものは痛みませんが、歯の周りの組織(歯周組織)にばい菌が入るとそこに炎症が生じ腫れたり痛みが出てまいります。
またこうも言えます。
神経が残された歯であればすこし隙間が開いてきたり、虫歯が進行すると歯がしみたり痛みを感じてくれ、早めの治療を行うことができます。しかしながら痛みを感じない神経を抜かれた歯が虫歯になってしまうと気がつかないうちに大きく進行し手遅れになってしまうことが少なくありません。
私達さきた歯科が一貫してできるだけ歯を削らない、歯の神経を抜かない歯科治療をご提案させていただいておりますのはそういったことからなのです。
そうはいっても歯医者は歯医者。大きな不安をお持ちの方が実にたくさんおられます。 たとえば、
『治療前にする麻酔そのものが痛いし、考えただけでもぞっとするわ。』
『歯を削られていて突然襲ってくるズキンとした痛み、、もうこりごり。痛かったら手を上げてと言われるけど、ホントに痛くなる前でないと意味がないでしょ…』
今まで日本の歯科医療に欠けていたことのひとつにこういった患者さん心理への配慮が上げられます。
そうでなくても診療台にて横になっておられる患者さんは、とても弱い立場におかれていますよね。
ほとんど無防備です。
そういった患者さんの立場に立った真の意味での心のこもったやさしい治療が今求められているとさきた歯科では考えます。
実際には注射の麻酔をする前に歯ぐきに塗り薬の麻酔をして痛みを感じなくしてから麻酔をするとか、痛みを感じやすそうなところはドリルなどで高速に削るのではなく、手で少しずつかき出して患者さんの様子をお伺いしながら慎重に進めるといったような工夫をするなど、できるかぎり無痛治療を心がけております。
さぁ、あなたは痛くないのでそのままにしている黒い点や、詰め物がとれてしまっているところ、銀歯の隙間が気になるところはありませんか?
またいつかのようにズキズキしてくるのではないかと鏡を見るたび憂鬱ではないですか?