かみ合わせが悪いと、顎に無理な力がかかり、頚椎をとおしてからだの歪みが生じ、病気を引き起こす原因にさえなります。最近では、厚生労働省でも研究がはじまって、色々な病気と顎のかみ合わせとが密接に関係しているという事実が判ってきています。
歯並びの悪い人[出っ歯、受け口、らんぐい歯]は、かみ合わせも悪い場合が多いですが、歯並びが良くてもかみ合わせの悪い場合があります。かみ合わせとは、上顎に対する下顎の位置、さらに大事なのは身体全体(重心)に対する下顎の位置関係を示しています。
ズレが長時間、長期間続けば障害となって症状があらわれます。噛み合わせが悪い場合に引き起こされる可能性のある症状、頭痛・肩こり・背中の痛み・腰痛・目のかすみ・耳鳴り・手足の冷え・手足のしびれ・肌荒れ・血圧異常・心悸亢進・下痢・便秘・生理不順・顔が曲がっている・鼻がまがっている・姿勢が悪い・歩き方がおかしいなど。また、歯には身体のバランスを整える役割があります。
当院ではまず、問診、触診、視診、各種レントゲン、バランス写真、歯型模型の読み込み等のデータをもとに診断し、障害となっている部分を補正していきます。また、専門の歯科技工士と協力し、良いかみ合わせをシミュレーションし治療を行ないます。
【こんな人は要注意】
・1本でも抜けたままの歯がある
・上下のかみ合わせが悪い(出っ歯・受け口など)
・歯並びが悪い(八重歯、乱杭歯など)
・治療していない虫歯がある
・義歯や充填物を入れている
・親知らずが不正な方向に生えてきた
・グラグラする歯がある
・水を口に含むと歯のつけ根がしみて痛い