★インプラント治療は外科処置です。術者の技術、経験によって成功率は大きく変わります。
ポイント1 術者の経験
過去に1000本以上の手術経験、及び現在年間100本以上の手術、インプラント手術の経験が10年以上ある歯科医師であれば安心です。
ポイント2 安心・安全のための設備
インプラント治療を安全に受けるためには正確な診断が第一条件です。
CTによるX線診査・診断は最低限必要です。
その画像を元にSimplantというシミュレーションソフトで手術計画を立てるのが
世界標準です。(安全な手術に必須です)
低侵襲な手術のために「ピエゾサージェリー」等も有れば術後の痛みが軽減します。
ポイント3 客観的評価
現在日本国内で信頼性のある唯一の評価機関は日本口腔インプラント学会です。
日本口腔インプラント学会の認定した専門医であれば安心です。
週刊朝日の記事です。厳しい記事ですが参考になります→1 ・ 2
最も多いインプラント手術の事故
インプラント手術で、最も多い事故は、下の奥歯です。下あごの奥歯のあたりには、大きな血管と神経が通っていて、そこを傷付けると生涯麻痺が残ったり、死亡事故となります。下の奥歯のインプラントを行う際には十分な診査・診断と経験豊富な歯科医の手術を受けた方が安全です。
国内外でのインプラント手術時の死亡事故は上記のケースです。詳しい説明はこちらです。
プラス1 保証
上記の条件に合っても100%成功するわけではありません。脱落例の多くは1年以内に起きます。そのため、5年程度の治療に対する保証があれば更に安心です。
●インプラントを行う先生は、予後の確認の為に口の中のレントゲンや写真を撮ります。過去に、その先生自身が手術されたケースを見せて頂ければ安心です。
a.過去の経過写真がない場合は論外です。
(治療経過確認のために口腔内写真撮影は専門医の基本中の基本です)
治療前
抜歯後インプラント植立
治療終了後
レントゲン
☆ところで忘れがちで大切なことがあります。 人は誰でも年をとります。
インプラント手術を受けて10年20年経過後歯科医院へ自力で通院できなくなった場合どうしますか?
往診(訪問診療)に力を入れていない医院では困ったときに対応してもらえません。他のインプラントができる医院にお願いしても、使用しているインプラントのメーカーが違えば対応できない場合も多々あります。元気なときには考えもしませんが意外と重要なポイントです。
特に現れては消えるようなインプラントメーカー製は手術時は安いですが、後で困ります。