一般的にはすべての歯が永久歯に生え換わる直前、10~13歳ぐらいが適した時期といわれています。しかし私たちは、本人のやる気さえあればそれよりも早い時期(前歯が生え換わった7~8歳ぐらい)から始めたほうが良いと考えています。
それはあごの成長発育を利用できるからです。子供の頃から始めることで歯ならびを広げ・あごを発育させその結果、歯を抜く可能性を低めることができます。もちろん永久歯に交換した中学生以上の場合も、できるだけ早く始めたほうが良いでしょう。それは年齢とともに骨も硬くなりますし、歯ならびによる悪影響も深刻化する恐れがあるからです。
いっぽう、矯正治療は子供だけが対象ではありません。大人の方でも歯や歯ぐきが健康であれば矯正治療を受けられます。40歳以上の方でも治療できます。大人だからといってあきらめる必要はありません。
矯正治療は一般の歯科治療と異なり、長期に渡ります。下記の図では治療の一般的な流れを示しています。