顔つきや歯並びに悪影響を及ぼしている色々な原因を取り除いて、歯並びばかりでなく、顔つき、発音まで変えていこうとする治療です。
顔つきや歯並びに影響を及ぼしている原因には
1. 上あごと下あごの前後, 左右のずれ
2. 歯がじゃましてしてあごがずれること
3. あごの大きさと歯の大きさのずれ
4. 指しゃぶり,頬杖をつく, 悪い姿勢などの癖,おしゃぶりなどの間違った使用方法
5. 耳鼻科的な病気(鼻炎・口呼吸・扁桃腺の肥大など)
6. 悪い食習慣
7. 先天的な異常
などがあります。
矯正治療で最も大切なことは歯を支えている土台,すなわち上下のあごのバランスをとることです。したがってあごが発育中か発育が終わったかで治療の流れが違います。
-あごが発育中の人の治療の流れ-
1. 矯正相談
2. 矯正検査・診断・治療方針の説明
3. 第一期治療
(主にあごの成長のコントロールと前歯の治療)
4. 第二期(マルチラケット)治療
(永久歯の仕上げ,歯を抜くことあり,2年前後)
5. 保定 (歯の後戻りを防ぐ治療,1年半~2年)
6. 経過観察
-あごの発育が終わった人の治療の流れ-
1. 矯正相談
2. 矯正検査・診断・治療方針の説明
3. マルチブラケット治療(歯を抜くことあり, 2年前後)
4. 保定(歯の後戻りを防ぐ治療, 1年半~2年)
5. 経過観察
★あごのずれがひどいときにはマルチブラケット治療の途中で手術を併用することがあります(顎変形症)また、歯を抜いて治療しなければならない場合が多くなります。
来院間隔は、おおよその目安として以下の通りです。
固定式の装置:月に1回
取り外し式の装置:1~2ヶ月に1回
経過観察中の時:3ヶ月~に1回
・相談について
初診の時は電話でご予約の上、ご来院下さい。
・充分に時間をとって説明いたします。
相談料3,000円(消費税別)をご準備下さい。
う蝕や抜歯等の一般歯科治療はかかりつけ歯科医院や近医で行っていただいております。御了承下さい。