大人の矯正治療との違いは、成長があるということです。悪い歯並びを放置したままにすると、さらにひどい状態に移行したり、顎が変形したりすることがあります。
この時期の矯正治療は
・顎の位置が前後・左右・上下のズレなどの改善
・永久歯が生えるスペースの確保
・早期接触(歯の位置がずれてスムースに咬めない)の改善を主に行います。
お子様の矯正は成長・発育という未来を予測しながら治療をすることになります。この時期に開始することで、将来の治療方法の選択肢がひろがるなどのメリットがあります。
ひとえに成長と言っても、上顎骨・下顎骨ではそれぞれ成長の時期が異なります。また女子と男子の性差もあります。その特徴を踏まえた上で、装置の選択や治療方針を決定いたします。
永久歯を並べるのは次のステップです。第二大臼歯(7番目の歯)が生えてからマルチブラケット治療を開始するのが望ましいです。