小児歯科=成長・発育を考慮した治療を行う歯科と考えています。
当院では乳歯が生え始める以前に見られる疾患から、永久歯がすべて生えそろう時期さらに顎の成長がほぼ終了する時期までに見られる疾患を縦断的に診ていきたいと考えています。
乳歯のむし歯は永久歯にいろんな影響を与えることはみなさんご存知ですよね。
最近の子どもたちは歯の出る時期や順番に様々なパターンが見られます。ですから、単にむし歯の治療をするのではなく、年齢を考慮したその子、その子に合った治療が必要です。
当院では、むし歯の大きさや深さにもよりますが、通常の高速回転する器具で削る治療ではなくレーザーにて振動や音から開放された治療を受けることができます。
☆舌の小帯
アッカンベーした時に舌の先端がハート型になった場合は大切な発音に影響があるかもしれません。発音の獲得はおよそ5歳です。それ以前の時期にしっかり検査する必要があります。
☆粘液嚢胞
唇に水疱みたいなものができたら要注意、噛んでつぶして再発を繰り返します。一度見つけたらなるべくふくらみが大きいうちに受診して下さい。 なお、切除には水に反応するレーザーを使いますので、麻酔が最小限で、状況によっては使わずに切除することが出来ます。
☆外傷
転んだり、何かに歯をぶつけてしまったりしたら、要注意。出血等がなくても後々に症状が出ることもあります。もちろん、歯が脱臼してしまったら、なるべく早めの受診を。 なお、脱臼した歯の固定は、こどもたちの日常生活に制約を加えることなく、管理しやすい方法を選択します。
初期のむし歯はシーラントという処置(プラスチックで歯の溝を埋めてしまいます。)で対処します。
溝以外(つるっとした歯面)にも適応できるタイプもあります。
従来、この処置には酸で一度歯面を処理(表面を溶かす)する必要がありましたが、当院では歯面の処理をレーザーで行うため、健康な歯面を溶かす心配がありません。
生活習慣に関わる、低年齢のむし歯(上の前歯の表面)の治療も、むし歯が小さいうちに処置しておいた方がいいのです。当院では歯が黒くなる薬剤等は使用しません。レーザー治療で対処します。
矯正は治療開始時期がとても大切ですね。乳歯の時期から対処された方が良い場合もあります。永久歯の場合は前歯(最初に下の前歯がでます)がでて、その並びで気になるようでしたら一度チェックされてはいかがですか? 年齢で言うと7~8歳頃です。
治療の基本は、まずとりはずしのできる装具を中心の治療、その後にワイヤーをつける治療となります。
ワイヤーを付ける治療以外にも治療方法があります。一度ご相談下さい。
また矯正ではなく咬合誘導という部分的に対処する治療も行っております。
当院ではこども達が嫌がらないよう、フルーツ味のフッ素を用意しています。
しかもムースタイプなのでまるでお菓子みたいですよ。
また、歯の表面を強化するフッ素とはことなり、歯の表面を補修するミネラル成分をすりこむ歯のパックも行っております。
当院ではこども達の成長発育に伴う口腔の変化を考慮し、3ヶ月に一度、年4回の定期診査を実施しております。