日常生活において金属製品を使用することが避けられない現代社会。その中で最近、金属に触れることにより重篤なアレルギー性接触性皮膚炎を生じることが問題となっており、これを『金属アレルギー』と呼んでいます。 口腔内も体の一部なので同様のことが起こります。
歯科治療用金属は、咀嚼、常在菌の存在など過酷な条件下で機能するため様々な形態の腐食や機能的摩耗などによって金属成分が溶出するため、これが体内に取り込まれ、免疫成分としてのアレルギーを引き起こすことになります。また、一般的にパラジウム・ニッケル・コバルト・クロム・水銀が使用されており今日、金属アレルギーを起こしにくいと言われている金・白金でもアレルギーを発症するケースが多く認められます。
※上の歯をセラミックス治療後、丸印の被せ物を除去したところです。 黒い帯状の汚れが認められます。
金属は腐食などにより劣化し、隙間ができやすいのです。
そこで、本院では口腔内で長期間装着され機能としても生物学的・化学的に安定している材料であるセラミックスを使用して専門技工士とともに治療を行っております。
金属アレルギーがなく耐久性があるセラミックス
グッドブリッジの場合のみ、別途連結料¥5,250がかかります。
金属アレルギーがなく耐久性・優れた強度を持ち天然歯に近いE-MAXインレー
E-MAX400とE-MAX300の違いはそれ自体の持つ透明度です。 詳しくはスタッフまでお声掛けください。
形成・印象・調整が別途かかります。
金属冠の上にセラミックスを前面につけた自費の被せ物です。
装着して約5年で歯肉に炎症が認められます。
セラミックス治療後、歯肉の炎症が消失して健康な状態になりました。
これから反対側を治療していく予定です。
歯牙の位置異常による正常形態の欠落、それに伴う、噛み合わせ機能の低下。これを包括的に見直すことが、セラミックス・審美治療治療の第一歩であります。 歯周治療・根管治療・矯正治療・インプラント治療など必要な処置を施してから、最終的なセラミックス・審美治療治療が開始されます。 高い技術精度と精密な技工操作が不可欠となりますので、歯周病専門医と歯科衛生士、さらに歯科技工士のチーム医療の集大成が、セラミックス・審美治療治療のクオリティーを決定します。
治療前
治療後
審美性の獲得は、患者本来の歯牙の再建ではなく、機能性の重視した形態の付与であり、 その際に一番考えなければならない事は、左右の対称性の獲得なのです。 ですから、全体のバランスを考慮し、色調と形態を決定することがセラミックス・審美治療治療なのです。