歯は動かすことが出来る。
歯に弱い力で、長い時間力が加わると、歯は動きます。
この原理を利用するのが矯正治療です。
矯正とは・・・歯を押したり、引っ張ったりして歯ならびを整えることです。
普通、乳歯(子供の歯)には、歯と歯の間に隙間があります。
これは問題ありません。
しかし、むし歯、ケガ、舌をかむ癖、舌による癖、指しゃぶりなどの癖や、舌の動きによる癖なども大きな影響を受けます。
大人の歯が生え始めると、その大きさにびっくりすることでしょう。
子供の小さな顎に、大人の大きな歯が生えてくるのですから。
そして、必ず真っ直ぐに生えてくるわけではありません。少し斜めになっていたり、ねじれていたりと、色々です。
乳歯の抜け方はというと、左右だいたい同じように成長します。
片側の乳歯が抜けてから、何ヶ月過ぎても反対側の同じ位置の乳歯が抜け変わらない時には要注意です。
むし歯やケガなどで、生えかわりが遅れることがあります。このような時は歯科医に相談してみましょう。
大人の歯を順調に成長させるために、場合によっては早めに乳歯を抜いてしまった方が良いことがあります。
大人の歯に生え換わる子供のあごは、ぐんぐんと成長します。
上の歯と下の歯のかみ合わせが逆になっていると、そのためにあごの成長が悪くなり、かみ合わせも悪くなります。
早いうちに治すことにより、きれいな歯ならびにすることができます。