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歯列不正の原因と予防法

歯列不正の原因と予防法

不正歯列の原因

次の項目の中で、お子様にいくつ当てはまるか、客観的に見て下さい。

■口を開いている事が多い
■姿勢が悪い
■TVの画面を見ているときなど、首を前に出している
■食事は軟らかい物を好み、硬い物は嫌がる
■食事で前歯を使う事が少ない(噛み切る動作の事です)
■食事中に水分が欠かせない
■唾を飲ませると舌が見える(唇を少しめくって見ていると判ります)
■一方向から顎を押すような癖がある。寝癖や頬杖
他にもたくさん有りますが、とりあえず、この中で1つでも当てはまる事があれば歯列不正の原因もしくは誘因の1つになっています。これらはみな癖をあらわしており(悪習癖といいます)、これらに1つも当てはまらずに歯列不正がある場合は、よほどの別の原因があると私は思っています。この事から、歯列不正にも予防があり、本人が実行さえしてくれればとても効果的であるということが云えます。

不正歯列の予防法

不正歯列の予防方法としては、主に以下のものが挙げられます。
1、何時も鼻で呼吸をさせる
2、口唇は何時も閉めているように。また、そのとき歯は軽く咬んでいる状態で
3、食事は歯ごたえがあり、前歯を使うような料理が良いでしょう
4、首を引いたきれいな姿勢を普段から心がけさせる

小学校入学前にこれらを実行できれば、矯正が必要なほどの歯列不正は激減します。

私の矯正方法は、第一に悪習癖をやめてもらう事、第二に発育の手助けの為の矯正、第三にワイヤーによる矯正の順になっています。第一の方法だけで治したいのが本音であり、顔つきまで変化させることができます。このような成長期に行なう早期矯正治療を機能矯正といいます。歯牙の配列よりも歯が並ぶように発育を手助けする方法で、うまく行くと顔つきが本来正常に発育した時の顔貌になり、口もとが貧弱になることがありません。

しかし、成功するには大変重要な条件が3つあるのです。

一つ目は、本人の協力が絶対に必要なことです。やる気の無い子供さんを治すことは困難ですので、この場合は普通の矯正治療に移行させていただきます。

二つ目は、保護者の協力がやはり絶対に必要な事です。医師に任せきりで、保護者の方が何も協力してくれない場合は、やはり成功しません。子供さんは自分が大変な事になっているとは思っていないのが普通ですから、なるべくなら口で息をしたままが楽でいいと考えているのでしょう。このため矯正が進まず、逆に保護者の方から「治ると言ったじゃないですか。他の矯正をするお金はありません」といったクレームをいただくことさえあります。この矯正方法が広がらないのは、医師がこのトラブルを嫌がり、ワイヤーによる安全な矯正を選ぶからです。私の友人達も、皆一時期この矯正を行っておりましたが、1・2年でトラブルを恐れ、協力が無くても治せる普通の矯正に移行してしまいました。しかし、この機能矯正では、口を閉める指導をしただけで矯正が必要なくなる子供さんが出てきます。

次の話は本当の話です。
小学生の女の子が矯正の相談に来ました。上の歯が出ていましたが矯正はしませんでした。数年後彼女が来院した時、出ていた歯は凹み、横顔も下の顎が正常な位置まで前方に移動していました。要するにきれいな顔になっていたのです。話を聞くと、吹奏楽に入部して管楽器を吹いていたとのことでした。音を出す為に口を閉め、鼻で息をして下顎を前へ出す姿勢で毎日練習をしていた結果、上顎前突は自然に治ってしまったのです。これほどに、悪習癖を治すという事は大切なのです。

そして三つ目は年齢です。出来れば9歳より前の年齢で成長発育(顔面の)の最中が好ましいのです。協力が得られ年齢が低ければ、良い結果が得られるでしょう。

基本情報

大杉歯科
院長大杉 優司

145-0076
東京都大田区田園調布南21−13

03-3756-1199

診療科目
一般歯科、矯正歯科、小児歯科、審美歯科、予防歯科
休診日
日曜・祭日
アクセス方法
東急多摩川線沼部駅より徒歩5分

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