歯は、目で見える部分と、それを支える根(歯根)から成り立っています。歯を失うということは、それを支えている根(歯根)も同時に失ってしまうということです。
失われた根(歯根)の部分に人体親和性が高いチタン製の歯根を埋め込んで義歯の支えとするのが、インプラント(人工歯根)療法です。
歯を1本失った場合、両隣の健康な歯を削って人工の歯を被せる治療法をブリッジいいます。奥に歯がない場合、金属製のバネで入れ歯を支えます。
噛むということは、想像以上に強い力を歯と顎にかけています。
ブリッジでは、1本あたりにかかる荷重は約1.5倍になります。削られた歯は痛みやすく、この歯がだめになってしまうと、さらに広い範囲のブリッジに作り直さなければなりません。
根(歯根)がない部分の骨は、噛むことによって得られる刺激がないために次第に痩せていきます。
また、残っている歯(歯根)が移動してしまうため、ぴったり合わせて作った義歯は次第に合わなくなり、何度も作り直す必用が出てきます。
インプラント療法であれば、残っている健康な歯への負担が増加することはありません。
あごの骨には自然の歯と同じように刺激が伝わり、力をかけることができることから、骨の変形も少なくなることが知られています。
ホームホワイトニング
主にご自宅で行うホワイトニングです。クリニックで精密な型とりを行い、漂白専用のマウスピースを作製致します。漂白ジェルをマウスピース内面に塗布して、日中30分~1時間(高濃度)、または就寝時に約4~6時間(低濃度)装着、通常1~2週間で漂白は完了します。歯の着色の程度により漂白期間は多少個人差がありますので、詳細については担当まで御相談下さい。
オフィスホワイトニング
クリニックで行うホワイトニングです。濃度の濃いホワイトニングジェルと専用のライトを用いて比較的短期間で漂白を行います。1回のアポイントで10分×2~3回のジェル塗布とライト照射を行いますが、2~3回のアポイントが必要な場合があります。
デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する漂白法です。安定した治療結果が得られるため、当院では比較的多くの方がこの方法を選択しております。
歯のクリーニングPMTC (Professional Mechanical Tooth Cleaning)
歯科医師や歯科衛生士など国家試験資格を有する専門教育を受けた歯のプロフェッショナルが、専用の特別な機材を使って歯のクリーニングを行います。
日常の歯ブラシだけでは取りきれない、歯面に付着した歯垢(プラーク)などのバイオフィルム(細菌の塊)や沈着物などを特殊な専門器機を使って完全に取り去った後、フッ素入りペーストを用いて歯面をツルツルにします。これによりバイオフィルムの再付着を予防しフッ素により、また歯質を強化することが可能です。
歯周病や虫歯の予防、さらに審美性の向上に非常に効果があります。もちろん痛みを伴う処置ではありませんのでご安心下さい。
術前
術後
歯周ポケット(歯と歯茎の境の溝)の奧深くに歯石が入り込んでしまった場合、通常の歯石除去では不十分です。局所麻酔で除痛した後、歯周ポケットの奧深くにこびり着いた歯石を時間をかけて丁寧に1歯ずつ取り除いていく専門治療が必要になります。
病状の程度により治療方法、費用が異なるため、精密検査後、詳しい説明を受けられて下さい。
笑気吸入鎮静法
低濃度の笑気ガスを酸素とともに鼻マスクで吸入させて鎮静効果を得る方法で、歯科治療に対する不安感・恐怖感・不快感をもっている方、嘔吐反射が強い方、精神的な原因による全身偶発症を起こしたことのある方などには有効です。
静脈内鎮静法
静脈内点滴に催眠鎮静導入剤を少量投与することにより、緊張感や不安感・恐怖感の無い、あたかも眠ったような夢心地の状態が得られます。
ストレスの無い快適な状態で手術を行う事が可能ですので、インプラント手術時には必ず実施しております。鎮静薬剤には健忘効果もあるので、手術中の不快な記憶などは殆ど残りません。
笑気ガス吸入鎮静法よりも確実で深い鎮静効果が得られますが、全身麻酔と異なり完全に意識は消失せず、また全身麻酔よりも回復が早いのが特徴です。麻酔認定医による全身管理下において、術中の心電図、脈拍数、血圧、酸素飽和度等のバイタルサインを生体情報モニターで測定・監視しながら安全に静脈内鎮静および手術が行われます。