生物において歯の存在意義は、食物を摂取することと、敵から身を守ることにあります。
歯を喪失すると言うことは人間以外の生物においては死を意味します。
歯も臓器の一つと考えております。
歯の健康がみなさまの心豊かな生活や体の健康につながるよう努めてまいります。
どのような状態になっても持って生まれた自然の歯は大切です。
現状では自然の歯に勝る人工の歯は存在しません。
インプラントの理論でも早めに歯を抜いて一口腔単位で診断し、インプラントを装着する 考えもありますが、私たちの最大の目的は歯を最後まで守ることにあります。
ですので歯を抜くという治療は最終手段と考えております。
自然の歯の表面はダイヤモンドより固く、しかも粘りがありそれがクッションの役目をして 衝撃に強くできています。
虫歯でやむなく歯を削らなければならない場合は最小限度で行い、自然の歯の部文を極力残すようにします。
歯の力は一本で30~60kgかかります。片方の奥歯4本で150kg以上の力が加わります。
体の中で最も力がかかる部分は咬む力です。
1本だけ歯がぐらぐらする、差し歯が外れた、歯がかけた、インプラントが折れた割れた、入れ歯が割れたなどの多くの原因はかみ合わせによることが大きいです。
ですからかみ合わせは、全体に力が分散するようなバランスが必要です。