アメリカで1998年に開発されたマウスピース型矯正装置を使用した矯正治療システムの名前をインビザラインといいます。
2001年にヨーロッパで導入開始。
その後オーストラリア香港、アジア、韓国と導入され日本では2006年から導入されました。
-マウスピース矯正は1種類ではありません様々なシステムがあります。-
日本製のシステムもありますしアメリカでも何種類もあります。
その数々のシステムの中で当院が行っているのがインビザラインシステムです。
症例数、研究費用、歴史、治療の適用範囲が一番広い、実績の面から私は現時点ではマウスピース矯正治療でインビザラインを超えるシステムは無いと考えています。
-2週間に1回新しいマウスピースに交換-
ご自身で2週間ごとに新しいマウスピースに交換して少しづつ歯が理想的な位置に移動していきます。
-見えない、清潔、快適。-
インビザラインには様々なメリットがありますがあなたにとって一番わかりやすいのは、
①装置が見えない事
②お食事、歯ブラシの度に装置外せる
③装置が外れたり金具が刺さらない
以上の3点だと思います。
従来のワイヤー矯正とは違うメリットがインビザラインにはあります。
-世界で210万人の矯正治療の実績(2013年9月現在)-
インビザラインはアメリカ、ヨーロッパ、アジア、太平洋地域の世界中で行われている矯正治療です。
世界中では220万人以上の方がインビザライン治療によって矯正治療を行っています。(2013年12月現在)
-僕も現在インビザライン矯正治療中です。-
学生の時にワイヤー矯正治療を一度行いました。
その後に歯の後戻りをしてしまっていました。
インビザライン矯正治療によって20年ぶりに矯正治療を行っています。
自分自身で2種類の矯正治療を体験しました。
僕自身の体験ではマウスピースによる矯正治療は痛みが少なく矯正治療をしている感じがありません。
お食事も咬めない物もなく今までどおりに生活ができます。
20時間以上装置をつけるのですが「洋服を着る」のと同じ感覚で普通にすぐ慣れます。
ワイヤーの時は食べ物が挟まったり口内炎が出来て大変な記憶がありますが時代が進むと変わるんだなと感じます。一緒に頑張りましょう。
「動きます」
しっかり動きます。歯は骨の中で歯根膜という繊維組織で支えられています。持続的な優しい力が加わると歯は移動します。
イメージとして従来のワイヤー装置は歯の表もしくは裏の1点から歯に力が加わるのに対してマウスピース矯正装置は歯を全体で「包み込む」様にして歯に優しく力が加わります。
一言で言いますと外科処置が必要な難症例でも海外ではインビザラインで治療を行っています。
外科症例とはわかりやすく言うと顎の骨を入院して切除して移動する必要があるほどの矯正治療をいいます。
僕も昨年のヨーロッパインビザラインサミットで外科矯正のインビザライン治療を見ました。
「海外はこんなに進んでいるのだな」というのが感想です。
つまりマウスピース矯正の適応範囲は「簡単な歯の移動な症例だけ」ではありません。
「インビザラインドクターの技術による」という事だと思います。
症例によっては早くなる場合もあります。
インビザライン矯正治療にはコンピューターが計測しますので無駄な動きがありません。
目標となる歯の位置まで最短距離で歯を動かしていきます。
そのためトータルの治療期間は従来の装置とほとんど変わらないか、 症例によっては早くなる場合もあります。
コンピューターによる矯正移動シミュレーションは全世界200万人以上の過去のインビザラインの矯正臨床データを分析して、一人一人に合った治療計画を作ることができます。
そのデータは現在も増加してバージョンが上がっています。
どんどん効率的に、患者様の負担が少なく矯正治療期間が短縮できるのかをインビザライン矯正システムは日々進化し続けているのです。
また、マウスピース1枚で動かすことのできる歯の移動量は0.25mmです。単純に4枚で1mm動く計算になります。
治療期間は、はじめの歯並びの状態や、治療プランにより異なります。
矯正相談では、お写真をみながら、おおよその期間をお伝えいたします。
抜歯が必要な矯正治療もできます。
当院でも行っています。
日本、とくにアジアの方の骨格は欧米の患者様と違い抜歯が必要な歯並びの状態の方が多いと思います。
当院でもできるだけ抜歯をしないプランで行っています。
ただどうしても抜歯をしないとお口元がとがった状態になってしまう場合は抜歯を行ってからインビザラインを行います。
「僕がインビザラインで今、矯正しています。」
日本人で初めてインビザラインのスキャニング(光学印象)を患者として体験しました。
またDr.Schuppのインビザライン矯正治療を学びさらにDr.Schuppのインビザライン矯正治療を受けた初めての日本人です。
20年前に僕は従来のワイヤー矯正治療を受けました。
とても痛かった記憶が今でもあります。
食事の時の違和感、口内炎、装置で舌が切れる感覚。
今でも鮮明に覚えています。
しかしインビザライン矯正を行って感じた事は「とても快適」という事です。
僕自身のが二つの矯正治療を自分自身で体験していますので違いがわかります。
インビザライン矯正治療を開始する時の写真です。
世界のトップの技術と知識を自分自身の体で体感したいという希望からDr.Schuppに矯正治療をお願いしました。
世界のトップインビザラインクリニックでは歯型を粘土の様な材料(印象材)を使用せずにスキャニング(光学印象)にてデジタルデータとして記憶されます。
そのデータをアラインテクノロジー本社にメールで送信しますので日本で行う印象とはレベルが違います。
細部再現性、精度、快適さ、スピード全てが次世代の矯正治療です。
痛くない理由①
【ワイヤーが刺さったりしない】
従来型のワイヤー矯正は装置からワイヤーが飛び出してほっぺたの内側に刺さる事があります。
また舌が装置との摩擦で切れるなどの怪我が一切ありません。
痛くない理由②
【最適な力が歯に加わる】
歯と骨の間に存在する隙間は解剖学的に0.25mmと調べられています。
その0.25mmの中に歯根膜という繊維があります。
1枚のマウスピースでの歯の移動量はコンピュータ計測で0.25mmです。
つまり歯の隙間分のみの移動量しか力が加わらないので最適な優しい力が計測されているのです。
痛くない理由③
【マウスピースが歯を守っている】
歯が矯正で動いてくると歯と歯がぶつかると痛いです。
従来のワイヤー装置ですと常に上の歯と下の歯が接触しています。
つまりそれだけで痛いです。
矯正治療経験のある方ならわかると思いますがはじめのうちは「半開き」にしていると楽です。
しかしマウスピース矯正は上と下の歯が直接接触する事はありません。
マウスピースが歯を守っている状態になります。
咬む力が直接加わらない状態で歯を優しく移動させていきます。
どこの医院でも同じではありません。
インビザラインは従来のワイヤー矯正とは全く違う知識と技術が必要です。
歯科大学での授業や大学卒業後のインビザライン研修は現在日本ではありません。
インビザラインはコンピュータを用いた最先端技術の新しい矯正治療方法です。
インビザラインならではの治療経験と知識がとても重要となります。
インビザライン治療のためにはある程度の症例数(可能なら100症例以上)がある矯正歯科医院でのインビザライン治療を推奨いたします。
また海外の多くの症例を勉強しインビザラインの治療方法を研究されている医院だと安心だと思います。
現在日本は公式のインビザライン勉強会やセミナーは年に年に2回(2012年)しか学ぶ機会がありません。
僕も現在インビザラインで矯正をしています。
ドイツのDr.Schuppにインビザライン矯正治療をしていただいています。
20年前にワイヤーで矯正治療を経験して現在はインビザラインを経験しています。
当院では僕とDr.檀、Dr.西山もインビザライン矯正治療中です。
全ての矯正担当のドクターがインビザライン矯正をしているクリニックは日本でもここだけかもしれません。スタッフもインビザライン矯正治療中です。
自分たちがインビザライン矯正を実際にマウスピースを使用していますので患者様の気持ちがとっても良くわかりますしインビザライン治療の素晴らしさも体験しています。
「百聞は一見にしかず」
まさに自分がインビザライン矯正経験したことによって本当の意味での勉強が行えたと思っています。
現在、私達のクリニックでも定期的にドクター向けにインビザラインの勉強会を開催しています。
毎回遠くから私達の勉強会に御参加されて一生懸命にインビザライン治療を学ばれている先生達がいます。
日本でもこの先症例数の多い先生がどんどん増えていくと思います。
患者様にとって、とても良い事だと思います。