このような痛みの原因は、虫歯かもしれません。虫歯は進行性の病気ですので、早めの治療が肝心です。以下では虫歯の進行段階とそれぞれの症状や治療法についてくわしくご説明していますので、チェックしてみましょう。そして、「虫歯かな……」と思われた場合は一度うちだ歯科医院までご相談ください。
虫歯とは、ミュータンス菌と呼ばれる細菌（以下、虫歯菌）が出す酸によって歯が溶かされてしまう病気のこと。虫歯はケガや風邪のように自然に治らず、放っておくと悪化していきます。虫歯が進行して虫歯菌が神経まで達した場合は、最悪歯を抜かなくてはならないこともあります。
当院では、小さな虫歯だけでなく進行してひどくなった虫歯の治療も行っています。神経まで達した虫歯の治療でもできるだけ歯を残せるように最大限努力いたしますので、抜歯が必要と診断された方もあきらめずにご相談にいらしてください。
虫歯治療ではドリルを使うのが一般的ですが、虫歯部分を削る際に起こるキュイーンという音や振動が苦手という方は少なくありません。
当院では、スウェーデンで開発された薬を使って治療をするカリソルブ（Carisolv）という治療を行っています。治療時の機械音や振動はありませんので、虫歯治療を敬遠されていた方に特におすすめです。歯を削る量も抑えられ、歯の寿命を延ばすことにもつながります。
※カリソルブで治療できるのは、神経まで達していない虫歯（C1、C2など）です。
ドックベストセメントとは、アメリカで開発された銅セメントを使った虫歯治療です。銅の殺菌作用により、神経をとる必要があるケースでも神経を残せる確率を高めます。治療回数が少なく、体への負担も抑えられます。
根管とは、歯の神経や血管が入った管のこと。この根管に虫歯菌が侵入した場合は抜歯のリスクが高まりますが、根管治療を行うことで歯を抜くリスクを減らせます。根管治療では、根管内の虫歯菌に冒された神経や血管を除去し、そこをクリーニングして薬剤を詰めます。
根管は非常に細かく複雑な形状をしているため治療が不十分に終わることが多く、根管治療は再治療を繰り返すケースが少なくありません。当院では、根管治療にはじっくりと時間をかけ綿密な治療計画を立ててのぞんでいます。できるだけ歯を残せるように努めますので、他院で抜歯と診断された方もご相談ください。
