歯科麻酔は残念ながら歯科麻酔薬に配合されている幾つかの成分により人体に有害な反応を起こしうる可能性があります。
内因性カテコールアミンとの競合反応が心配される、血管収縮薬のエピネフリン。加工食品や化粧品に多く配合される為、いつの間にかに免疫反応が感作され重篤なアナフィラキシー反応を起こしうる、保存料のパラベン。
これらの危険因子が配合されていない、オクタプレシン配合シタネストカートリッジを当院では使用しております。
また、お子さんの診療では麻酔の前処置として、香りの良い表面麻酔薬ネオザロカインパスタを使っております。この薬は、パイナップルの香りがします。
「前歯は保険が利かない」等ということは当院では絶対にありません。
保険診療であっても審美性に優れた材料はいくつもあります!
確かにセラミック製の修復物は透明感があり、耐変色性に優れた物ですが、保険材料の硬質レジンも近年開発が進み優秀なものになっております。まずは保険の材料で修復されてみてから、判断されても善いかと思います。
皆さんは銀歯や金歯を詰めたり被せたりしたときに、歯科医師から「これぐらいの高さで大丈夫だから、慣れてみて」なんて事は言われた事はありませんか?
18カラット以上の金合金ならば体力で磨滅して合わせていくことが可能ですが、硬い銀歯では高すぎる修復物で顎関節に不必要な圧力をかけてしまい、顎関節症になってしまいます。
これは歯科医師の無知から生じる医原病で,本当に恐ろしいことです。
なお、当院院長は日本顎関節学会の認定医の資格を有し,(3回更新)様々な手技にて日々顎関節の保護を目標に診療計画を立案しております。
お子様の乳歯や幼若永久歯は表面を覆っているエナメル質は脆弱で、歯牙切削時に破損しやすく、更なる破壊を誘発してしまう可能性があります。
その為当院では歯牙の切削量を極力控えるように、切削形態に工夫をし、更に充填材料と合着セメントの選択に最大の注意を払っております。
皆さんは入れ歯、特に部分入れ歯(局部床義歯)にどのようなイメージを持たれていますか。
銀歯のようにピカって光るバネがあって、食事の時にガタガタ揺れる…イヤナ奴。何てイメージを持っていられませんか?
でも、それらは工夫次第で克服できる問題であり、当院では何種類かのアタッチメント(義歯のバネの種類で特殊なもの)をご用意できます。
かって財政に問題がなかった旧西ドイツでは、リジットデンチャーは義歯設計の基本であり、バネなど歯をゆっくりと抜くモノでしかないという認識でした。
しかし残念なことに我が国では、針金のようなバネがいつの間にかに標準になってしまいました…。困ったものです。
当院では歯の色でお悩みの患者さんの為に何種類かの審美治療を行うことができます。従来法の歯牙を切削するラミネートベニア、オールセラミッククラウン、オールセラミックブリッジ、ハイブリットクラウン、セラモメタルクラウン等々。
しかしこれら従来法は虫歯でもなんでもない歯質を(量の差はありますが)削らなければならないのです。そこで考えられた方法として、ブリーチングが近年登場してきました。
当院では患者さんのお好きなところで、お好きな時間で、歯の色を白く出来る、ホームブリーチングをご利用できます。
(歯の色は先天的着色などの場合は、残念ながら患者さんが思われるほど変化しないこともあります。このような場合は歯牙切削をする治療法を選択ことになります。)
当院では治療に使う歯科材料、歯科機材について各方面から最新の情報を得て皆様方が安心して治療を受けていただけるように日々努力しております。
例えば、前歯などのう蝕治療に使われるコンポジットレジンでありますが、環境ホルモンの混入の極めて少ないウレタン系のものをご用意させていただいております。
従来販売使用されているエポキシ系コンポジットレジンには、強い内分泌撹乱作用のあるBis-フェノールAの誘導体Bis-GMAが含まれております。
このことは危険なことであると認識しているのですが、現在市販されているコンポジットレジンの大多数のものがエポキシ系なのです。困ったモンです。
また、当院にはアマルガムは開院時から置いてありません。なぜならば、アマルガムにはあの恐ろしい水銀が含まれているからです。水銀の変わりにガリウムを配合したアマルガムも販売されてはいますが、ガリウムも細胞毒性はあるわけですから心配で私には使えません。