当院では、急患の患者様でない限り、初めてご来院の患者様には、綿密なカウンセリングをさせていただきます。まず、現在の歯の関する痛みや悩み、どのような治療を望まれているのかをお聞かせください。治療で詰めものや被せものを使用する場合、素材を患者様に選択していただくためのご説明をします。
患者様より、お話を十分聞かせていただいた後、ご希望の治療を行うにあたり、現在の歯の状態を調べる検査を行います。口腔内の写真撮影を中心に、歯周病の検査、虫歯の検査、必要であればレントゲン撮影等を行い、治療計画を立てます。
急患の患者様や、今現在痛みや炎症等が起きている場合は、痛みを取り除く応急処置を行います。
今後の治療計画や治療回数など、詳しい説明をさせていただきます。虫歯の治療では、本格的に継続的な治療に入る方と、今回で治療が終わる、虫歯が初期の状態の患者様がいらっしゃいます。しかし、虫歯の治療は歯ぐきの状態にも影響されますので、歯ぐきに炎症がある場合は、炎症を抑える処置をして、様子を見てから虫歯の治療に入ります。
歯周病は自覚症状があまりないことから、多くの方が気付かずに罹患しており、症状を悪化させてしまいます。歯周病によって歯ぐきの炎症が起きていると、虫歯の治療で出血しやすく、治療した詰めものや被せものが取れてしまうことがあり、治療後に痛んだりもします。のせ歯科医院では、歯周病がありながら痛みを感じない場合は、まず歯ぐきをひきしめる治療を行い、歯ぐきの状態がある程度良くなってから、むし歯の治療を進めます。
虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を維持するには、定期的な検診が一番確かな方法です。治療終了後は、定期的な予防検診と歯のクリーニングで健康な歯を守りましょう。
特に歯の質が弱いお子様の乳歯・幼若永久歯の虫歯予防には、歯の再石灰化を促進し、酸に強い歯を作り、虫歯菌が酸を作るのを抑制するフッ素塗布が効果的です。