むし歯は、食事の際に口の中に入ってきた糖を分解して酸を作り、歯の表面を溶かしていく
病気です。毎食ごとに歯の表面でおこっている事実です。
このままではドンドン歯は溶けてしまいますが、唾液がこれを止める役割をはたしています。
唾液には口の中を中性に保つ中和作用や、再石灰化といって溶け出したミネラル分を
元に戻す作用があります。
歯の表面では、酸によって溶け出して、唾液によってミネラル分が元に戻る(再石灰化)を
くり返しています。
唾液が再石灰化をする時間が充分に取れないので、むし歯になりやすくなる。
[ 栄養素 ] [ 多く含まれる食物 ]
カルシウム・リン ---------------- 小魚、海草、乳製品、卵
タンパク質 -------------------- 牛乳、乳製品、大豆、卵
ビタミンA --------------------- 豚肉、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、レバー
ビタミンC --------------------- ピーマン、みかん、じゃがいも、キウイ
ビタミンD --------------------- キノコ、魚介類、牛乳、バター
フッ素 ----------------------- 緑茶、ワカメ、エビ、イワシ
■ 糖分が多く、食べている時間が長いもの。
■ 歯にひっつきやすく、食べかすがのこりやすいもの。
・キャラメル ・アメ ・クッキー ・ケーキ ・・・など
【350ml中】
◇炭酸飲料 ------------ 27g スティックシュガー(1本3g)9本分
◇スポーツドリンク ------- 24g スティックシュガー(1本3g)8本分
◇乳酸菌飲料 ---------- 45g スティックシュガー(1本3g)15本分
これらの飲み物は、ph3~3.3くらいの酸性の飲み物です。
歯が溶け出すのは5.5以下ですからむし歯になりやすい飲み物と言えるでしょう。
こうした食事に含まれるリン酸塩は、歯に必要なカルシウムの吸収を妨げますので、
注意が必要です。とりすぎに注意しましょう。