大阪大学歯学部卒業
大阪大学大学院歯学研究科修了
(歯学臨床系歯科矯正学専攻)
大阪大学歯学博士号取得
日本矯正歯科学会専門医制度認定医・指導医
こんにちは、おおまえ矯正歯科です。
「明眸皓歯」って知っていますか?「めいぼうこうし」といいます。
「澄んだ瞳と白い歯」という意味で美人の形容詞に使います。
女の人(時には男の人も)のお化粧は目をパッチリさせるためにいろいろ努力されていますよねえ・・・。
でも、お化粧だけではなく口元をもっときれいにしてみようとは思いませんか?
きれいな歯並びできれいな咬み合わせだと、見た目はもちろんきれいだし笑顔は魅力的だし、物を食べても変に引っ掛からないし口の中の掃除も楽だし。何といっても何でもしっかり咬めて健康いいだろうと思いませんか?
前歯が白いだけでなく凸凹なくきれいに並んでいると笑顔がとてもきれいです。
もちろん白い歯に赤暗い歯肉は似合わない。薄いピンクのきれいな形の歯肉がお似合いです。だから歯も歯肉もメンテナンスはとても大切!そして、その後ろに並んでいる歯、犬歯(糸切り歯)・小臼歯・大臼歯だって同じです。
犬歯が飛び出した八重歯は見た目が良くないだけでなく上唇の形が歪むのでお化粧大変でしょう?笑ったら唇が引っ掛かって降りてこないこともあるし、スポーツしていてここに物が当たると唇や歯に怪我することもあるでしょう。やばい!さらにその後ろの臼歯だってこれがないと食べ物をしっかり噛み砕けないだけでなく、ほっぺの形が変わってしまってへこんでしまうこともあります。ムンクの「叫び」みたいに頬のこけた顔になってしまいます。
上下の顎は奥歯がちゃんと当たることでよい位置に居られるのですが、これがなくなるとクシャおじさんみたいな顔になってしまいます。上下の歯たちがバランスのとれた上下の顎の骨の上にきれいに並んできっちりと咬めていることがとても大切なのです。
ひどい出っ歯や受け口や隙っ歯だと空気が漏れてうまく発音できなくなることもあります。唇がうまく閉じられなくて口で息をする癖のある人は風邪をひきやすかったり、歯肉の炎症が進行しやすかったりすることがあります。
あまり気が付いていない人も多いだろうけれど、歯並びや咬み合わせの不具合は全身状態にも悪影響を及ぼすこともあるのです。
実は咬み合わせがうまくいかなくて肩や腰の不具合が生じたり、むし歯のばい菌が心臓や人工関節の不具合の原因になったり、歯肉を含む歯を支える組織の炎症(歯周病)が糖尿病を悪化させることも知られているのです。
普段はそれが当たり前のような健康も一度それを失ってみるとその有難さが身にしみて感じられるものです。時々鏡をのぞいて歯や歯肉の不具合は無いか観察してみるのも良い習慣ではないでしょうか?
そして、時々歯医者さんを受診してチェックを受けて歯や歯肉の掃除をしてもらったり、もしも何か不具合が見つかったら少しでも早めにその治療を受けましょう。
歯を失くさないことがとても大切だということはみなさんご存知のとおりです。