本当の歯科医院の役割
私が歯科医師になって２５年、
生まれ育ったこの地で開業して早２０年になります。
この間に歯科界も大きく様変わりしました。
昔は、『歯科医院は痛くなったら行く所』。
虫歯や歯肉の痛みを訴えて来院される患者様がほとんどでした。
予防と言っても「毎日きちんと歯磨きしましょう」、「半年から１年に１回は定期健診に来てください。」と言うぐらいでした。
こちらから連絡することもなく、定期健診に来てくださる患者様は大変稀だったと思います。
患者様は何か問題の起こらない限り来院されることはありません。
そんなことですから、数年ぶりに来院された時、患者様の歯は、すでに無残なことに・・・。
このような治療スタイルでは、８０２０（８０歳で２０本の歯を残そうと言う運動）など、到底無理な話です。
実際のところ、８０歳になる頃には、自分の歯が半分の10～12本しか残っていないのが現状です。
定期健診の必要性
現在、健康志向も手伝って予防メインテナンスに通われる患者様が増えて参りました。
ちか山歯科医院でも、予防メインテナンスに力を入れていることもあって、
今では１日に来院される患者様の3分の1以上がメインテナンスの患者様です。
しかし、地域性もあると思いますが、日本人の１０人中９人までが、
定期的に歯科医院に通っていないのが現状だそうです。
おかしな話ですが、ためしに周りのメインテナンスに通っていない人に聞いてみてください。
「痛みがなくても定期的に歯医者さんに行くのが大事だって知ってる？」
ほとんどの人が、「知ってるよ」と答えるはずです。
通わなければならないことは知っているのに、メインテナンスを受けていない人が数え切れないほどいるのです。
コミュニケーションを大切にします
私達のすべきことはメインテナンスを続ける意味と価値を伝えることにあると思います。
メインテナンスに来てくださる患者様は、「予防したい」という気持ちを、自ら持ってくださった方たちです。
私たちは、患者様にそういう意識を持っていただけるように、後押しして、手助けすることしかできません。
それには私たちスタッフと患者様とのコミュニケーションなしには成しえません。
私たちは患者様とのふれあいを大切にしたい、患者様との繋がりを大切にしたいという思いを強く持って
日々診療に当たっています。
患者様に親身になって寄り添い、患者様との間に「絆」ができるコミュニケーションを心がけています。
豊かな生活を実現するための歯科医院へ
それでも、最近は、患者様がメインテナンスに通われる理由が、少し変わりつつあるように思います。
メインテナンスで歯を健康に保つことで、
｢いつまでも健康でいたい！｣
｢なんでも噛みたい！｣
｢いつまでも自分の歯を保ちたい！｣
｢おいしく食べたい！｣
｢きれいな歯だね・・・と言われたい！｣
｢若々しく見られたい！｣
など、歯のメンテナンスをすることで、プラスのイメージを満たすために訪れる方が増えてきたように思うのです。
患者様たちは、決して現状に満足しているわけではないと思います。
「もっと美しく健康でありたい」
そんな思いを、きっとお持ちなのだと思います。
患者様の思いをもっと引き出して、一生の健康な生活をサポートしていきたい。
私たちスタッフ一同は、そのような思いで診察に当たっております。
1988年 福岡歯科大学卒業
1988年 有山歯科診療所学園前勤務
1992年 近山歯科医院開院
[主な資格・技術等]
・歯然の会メンバー
・ＦＯＸの会メンバー
・日本一般臨床医矯正研究会メンバー
・インプラントＩＴＩメンバー
・国際審美学会メンバー
・SJCD歯周・補綴 course修了
・JIAS歯周・補綴 course修了
・歯然の会ベーシックコース、アドバンスコース修了
・松本勝利先生ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙﾃﾞﾝﾁｬ―システムベーシックコース、アドバンスコース修了
・白数明義先生シークエンシャル咬合矯正コース修了
・Replace Select Imprant course修了
・各務 肇先生非抜歯咬合誘導4日間コース、３Dタイポドントコース終了
・岩附勝先生機能矯正セミナーベーシックコース終了
