ムラセ歯科医院ホームページ【北九州市/小倉北区】

診療方針

歯科口腔の臨床治療だけでなく、基礎研究も大切だと考えています。
基本は口も体の一部です、耳鼻科や眼科は医学部で、
歯だけ歯科大学なのは不思議だと思いませんか。
歯が痛ければ体全体が病んでいきます、歯医者も体全体のことを
研究するのは当然の事だと思っています。

体の智慧 wisdom of body

プレバイオテクス という言葉を知っていますか?
腸内細菌がヒトと共存し 病原菌や疾病から守ってくれています。善玉菌ばかりか悪玉菌も。
かつて腸は第二の脳と呼ばれていましたが今では腸内細菌が脳の機能を左右している実態が解り 腸は第一の脳かもしれないのです。実際、初期生物には脳がなくても腸のない生物はなく腸の発達の過程で諸器官が作られていってます。

もし 腸が第一の脳であったなら 外部との連絡は自律神経。
壁在神経叢やアウエルバッハ神経叢からの 神経伝達はどのようなものでしょう?ホルモンでは?
実際 頭の脳と腸にしか存在しないホルモンが多く発見されていて 謎とされています。

食と味覚

味覚は、味蕾が 主な感覚受容器です。舌に最も多く分布していますが
他に軟口蓋、咽頭、口頭蓋の粘膜にも見られます。

甘味と塩味は舌の先端部分で 苦味は後部で 酸味は側縁部にそれぞれ敏感に感じます。
他にうま味が加わります。

食物や味は、口の中で感じるもので ごくん と呑み込んで喉元を過ぎれば  
自分で知覚することはできないのです。
人間は口の中の感覚の他に彩りや香り 美しい音楽を聴きながら 
また旬のものを味わいながら 食事を楽しむことができます。

しかし もし体にとって良くないものが入ってきたときに 口で吐き出さなければ
食中毒や下痢に苦しむことが起きます。呑み込んでしまった場合、その後は どのような感覚器が働いているのでしょうか?

舌には、味蕾の味細胞に神経が入り込んで知覚していました。
しかし食道、胃、腸には味細胞と同じ構造を持つ細胞は ないのです。

食物は胃で消化され腸から吸収されます。
特に腸の上皮は、他の上皮と比べて病原菌の侵入を防ぎながら栄養を取り入れる特異性を持ちます。
危険なものであれば吸収せず下痢をさせて速やかに体外へ排出します。

つまり 識別する能力のある 味細胞に似た神経に連絡した細胞が存在するはずなのです。
頭の脳では、認識できないものです。

私は、この細胞とは、腸内分泌細胞、特に基底顆粒細胞に注目しています。
腸の味細胞でこれが とっても美味しいと判断すれば含有するホルモンを使って 血液ー脳ー関門を介さず ただちに司令部を働かせることができるのです。
パラニューロンです。

最新の論文を紹介します。

Hormonal and metabolic functions of the small intestine
Internist (Beri)2010 Jun Witterburg H, Tennnert U. Department Neurology and clinic ,Liepzig,Germany

The small intestine exhbits numerous hormonal and metabolic functions.---

Knowledge of the intestinal hormones and functions is important for the full understanding of metabolic control
and provides targets for innovative therapy of several diseases such as diabetes type 2,non-alchoholic steathepatites and obesity.

腸の力、万能薬について

ストレスを強く感じた時にお腹が痛くなったりすることがありますが、
脳と腸は、いつも影響しあっているのが解ってきました。 脳腸相関といいます。腸管内部には、網の目のように張り巡らされた神経叢があり自動脳をもつこともわかりました。

脳と腸は、交感神経と副交感神経からなる自律神経を通じて情報交換しているのです。 腸の不調が、(うつ)や(不安)の原因になりうるのです。(東北大 福土審教授)

 頭で感じる知覚(視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚など)と内臓感覚 が存在するのです。消化管は、多細胞生物にみられる最も原始的な最古の器官です。
脳のない生物はいても腸のないものはいない。
水族館に行くとよくわかります。セカンドブレインではなくて ファーストブレインだと思うのです。ヘッケルは 個体発生は系統発生を繰り返す。と言っています。

食物は、腸管から吸収されます。腸内細菌をうまく調整し腸管神経叢に良い情報をおくること ができる食物をとることが、大切なのです。

この考えを裏付ける新しい論文が出されました。

Bowels control brain :gut hormones and obesity

Nat Rev Endocrinol.2010 Jun 29
Field BC,Chudhri OB ,Imperial College London

Food intake and energy expenditure are tightly regulated by the brain,in a homeostatic process that integrate diverse hormonal,neuronal and metabolic signals.
The gastrointestinal tract is an important source of such signals,which include several hormones released by specialized enteroendocrine cells.
These hormones exert powerful effect on appetite and energy expenditure.

.エステに行ったり化粧品にこだわっても、コンビニ食品や添加物を食べていたら健康にならない。
腸内細菌を活性化させて自律神経に良い信号を送ることが、重要です。
このことに気付く人は、少ないのではないでしょうか?

外界から体内に入ってきた異物を消化吸収して体の栄養として吸収することのできる腸という器官をもっと有効に活用して健康になること。
ごはんや味噌汁のどの成分がどこにどのように 効いて元気がでるのかわかりませんが、良い食べ物を良く噛んでたべること こそ万能薬となるのです。

1945年終戦時の食料事情の悪い時に生まれた人たちの方が
1965年生まれよりも骨格がしっかりしていることが統計ででています。

一度口に入れたら30回噛んで飲み込みなさい。と子供のころ母から言われていたことは、正しかった。

口は、消化管の入り口です。
歯の治療をきちんとすることで 胃腸の働きを助け吸収を良くします。
前歯は、切歯と言われ噛み切る働き、奥歯は、臼歯といわれすりつぶす働きがあります。
どちらも欠けていては、いけないのです。


健康で長生きが理想ですが、慢性病で苦しむ人ばかりという現状ではないでしょうか? これだけ治らない人が多いから見直すべきでしょう。

ただし自然なものでこれらの考えに則したものがあります。 私は、バイオノーマライザーを推奨します。開発者 大里 章 博士。 バイオノーマライザーは、交感神経を刺激します。

歯がなくならないようにしておきたいこと。

『80歳になっても自分の歯を20本以上保とう』

皆さん8020運動はご存知かと思います。歯を失う多くの原因は虫歯と 歯周病によるものです。

歯周病の場合は自覚症状が少ないため、気づいた時にはかなり重症になっている可能性が高いのです。
早期発見、早期治療を行うためにも半年に一度の定期検診をお勧めいたします。

基本情報

ムラセ歯科医院
院長村瀬 みゆき

802-0044
福岡県北九州市小倉北区熊本2-9-4

093-521-2509

093-521-2509

診療科目
一般歯科、インプラント、矯正歯科、小児歯科
駐車場
あります
休診日
水曜日・木曜日・祝日
アクセス方法
県道265号線神岳交差点より足立方面へ1つ目の信号を右折してすぐ
バス/東公園前または熊本二丁目バス停より徒歩3分

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