副島歯科医院ホームページ【小城市】

歯科医師としての思い

私は、歯科医師の国家試験に合格して、約30年が経過しました。なぜ歯科医師になったのか? 

父や兄が歯科医師であったということもあって、なんとなく歯科医師の道を選んだようです。大学時代は、ラグビー部に所属し毎日がラグビー漬けでした。卒業後すぐに佐賀医科大学口腔外科に入局しました。歯科医師免許を取得した当初は、とにかく佐賀医科大学の先輩に追いつこうと必死でした。「歯科医療とはなにか」など考えてもみていなかったようです。

おそらく、悪いところを治す治療や手術をうまくなることが歯科医師の使命とおもっていたのだと思います。

 しかし、多くのことを学んでいくうちに、悪くなってしまった歯や口の病気を治すことだけではなく、歯や口の病気は、予防することができ、歯と口の健康を保つことが、その人の全身の健康や生活の質(QOL)にも大きく関係していることがわかりました。今では『地域住民の方々の歯と口腔の健康を守ること』が、私たち副島歯科医院の使命と考えるようになりました。最近やっと歯科医師になってきたような気がします。免許を持っていることや高い技術だけでは、歯科医師と呼べないと考えるようになりました。

昭和58年3月 東京歯科大学 を卒業して、5年間佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)口腔外科学教室で学び、麻酔科で研修を受けました。口腔外科勤務医時代は、救急を含めたくさんの患者様の治療をさせていただきました。たとえば、口の中の癌や良性腫瘍、顎の骨の骨折、口の中や顔面の外傷(交通事故など)、顎変形症、発育障害(唇裂など)の手術、炎症、難抜歯、インプラント、顎関節症・・・などの治療に従事してきました。

 昭和63年4月17日 芦刈町で副島歯科医院を開業させていただきました。その当時から『家族主義』をモットーにしています。スタッフはもちろんですが「患者さんも家族だと思って丁寧に説明し、やさしく丁寧に最高の治療をすること。そのための努力であれば楽しいはずだ。」というのが僕の口癖でした。



 開業当初、私は、一般的な歯科治療を基礎から学ぶ必要性を感じ、納富哲夫先生の“Japanese Postgraduate Dental Association” で5年間「補綴ほてつ(“入れ歯”や“さし歯”などのこと)」「歯周病」「小児歯科」「矯正歯科」を学びました。その後、日本の代表的な歯科医師の研究グループの集まりである「臨床を語る会」で症例や研究発表をさせていただき、著名な先生方から多くのアドバイスを頂いたり、他の先生の発表を見聞きする中で、自分の医療人としての考え方が固まってきました。

 歯科治療の場合、保険診療と自費診療があり保険診療を軽視する声を耳にすることがありますが、私はそうは思いません。日本の現状では、自費診療で使う材料に比べ保険診療で使える材料は劣ります。しかし、技術や考え方は同じであるべきだと考えています。つまり「保険でいい治療をすることが歯科医師の使命」と考えるようになりました。



 当時、予防という考えは、一般的ではありませんでした。歯のクリーニングとか、お口のメンテナンスを行うという考えが無かったので、最善の治療をしたはずの歯が、数年を経過してだめになっていくことがありました。

そこで、本当の歯科治療のあり方は、「病気にさせない治療」。つまり、『いかに患者様の歯と全身を、健康に長く(一生)持たせることができるかが最も重要である』と考えるようになりました。つまり、私たちの目標は『歯科の立場で全身の健康を守る』です。

基本情報

副島歯科医院
院長副島 渉

849-0314
佐賀県小城市三王崎326-8

0952-66-1184

診療科目
一般歯科、インプラント、小児歯科、審美歯科、口腔外科、予防歯科、訪問歯科
駐車場
あります

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