平成6年4月にこの鹿児島の地で開業しました。その当時の歯科医院といえば、患者さんがいらっしゃると、すぐに診療椅子に座らせられ、むし歯であれば歯を削られ、歯周病であれば歯ぐきを切開するというのが通常の治療の流れでした。
私はそのような歯科治療にずっと疑問を抱いていました。｢もっと患者さんの悩みや声を聞きたい!｣｢この症状の隠れた原因を解決してあげたい!｣という強い想いから、当クリニックでは｢歯やお口の相談室｣を設けました。
歯科医院は『歯を削るところ=嫌なところ』と思われがちです。しかし私たちは、『歯科医院とは、歯のことで二度と辛い思いや、不自由を感じないように、あなたの歯を守る相談やお手伝いをするところ』と私たちは考えます。そのために、歯科人間ドックを行っています。
●CT機器
CT機器の導入は現代の歯科医療には必要です。人体は神経、血管、リンパ液が骨の中を走っている部位が多いです。
お口の顎も同じでいろんな部位にインプラント処置のみならず、抜歯処置、顎関節処置、歯周病処置を的確に行うためには、的確な診断が必要なことは明らかです。
そのためには、従来のレントゲン撮影のみでは、神経、血管、リンパ液の走行が見えない見えにくいく、経験と勘に頼ざる得ません。
的確な診断をして処置の成功率をあげるために、CT撮影は不可欠です。しかも、術中にもCT撮影はメリットが大きい事は知られていません。
インプラントがどの程度、挿入されてこの位置でよいか、また、抜歯途中にどの部位まで歯を抜歯して、神経に触れない程度で抜歯可能かの進捗がわかります。
そのためには、診療所の中にCT機器がなければ、処置中の確認はできません。
外注で撮影してもらうCT撮影のみは不十分で安全度がおちます。
