出っ歯・受け口・開咬
■上顎前突(出っ歯)
上の歯が前に出ている噛み合わせを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が前に出ていると、折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。
このような人は「六歳臼歯」が前に位置していることが多いため、小学生低学年のときからヘッドギアーという装置を使って噛み合わせを正しい位置になおします。。
■反対咬合(受け口)
下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせを反対咬合(受け口)といいます。
受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。治療にはチンキャップという装置を使って下アゴの発育を抑える場合もあります。
■開咬
奥歯を噛んでも前歯が噛み合わず、開いている状態です。指しゃぶりや舌を出すクセがあったり、遺伝などが原因です。前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。
クセが原因の場合は、子どものうちなら単純な装置だけで治療することもできます。