早いもので、私が小児歯科専門医になって28年目になりました。また、ここ明石市大久保地区に開業して16年になります。
大学卒業当時は、まだまだムシ歯の子どもたちは多く治療してもらえるまで1ヶ月2ヶ月待ちの状態でした。最近になって、お母様たちの子どもの口の中に対する関心が非常に高くなってムシ歯の数がずいぶん減ってきました。ようやく、私たち小児歯科専門医の出番です。
出番って?よく歯医者仲間から聞かれます。少子化で子どもが減って、また保護者の歯科意識が高くなってムシ歯の数も少なくなっているのに小児歯科専門医でやっていけるの?
単純に近視眼的にみればそう思うでしょう。でも私の考えは違います。20年前、子ども100人いたらムシ歯で歯医者に行くのが30人、ムシ歯予防で行く子が5人くらいでした。患者は35人です。今は、ムシ歯の子が10人、保護者のムシ歯への関心が非常に高くなって、ムシ歯予防を希望する子が40人。 どうです!昔より患者が増えているんです。
ただ最近のお母様たちは、氾濫したマスコミやインターネットの情報に振り回されていろんな多くの情報を持っています。但し、あっちの知識とこっちの知識が結びついて、誤った知識やとんでもない情報に姿を変えたりしています。
私たち、小児歯科専門医は、その氾濫した歯科情報を交通整理をします。誤った情報を切り捨てます。ジグソーパズルのように正しい情報同士をぴったり合わせます。そして正しい歯科知識を持ってもらうよう誘導していきます。誘導します何てごう慢な言い方ですね。子どもたちの幸せのために一緒に考えて行きましょうと言ったほうが正しいですね。
さあ、私たちと一緒に子どもたちの素敵な笑顔作りをしましょう!
■院 長
竹内 幸雄 Yukio Takeuchi
日本小児歯科学会認定 小児歯科専門医
■ 略 歴
・ 1956年 富山県高岡市生
・ 岡山大学歯学部卒業
・ 岡山大学歯学部付属病院小児歯科医員
・ 神戸医療生活協同組合協同歯科 小児障害者歯科医長を経て、1997年竹内こども歯科クリニック開院
■ 趣 味
・ 特になし(しいてあげれば食べること)
■ 2男1女の父