歯の表面についた食べかすが24時間でプラーク(歯垢)になり、むし歯のもとになるミュータンス菌の塊になります。
むし歯菌は砂糖などの糖分をえさにして酸を出します。この酸が歯を溶かして穴をあけ、むし歯になります。
歯に歯垢がついている時間が長く、糖分に接する回数が多いほど、むし歯になる可能性も高くなります。
ダラダラ食べ続けるとダラダラと歯が溶けてむし歯になっていきます。
チョコレートやグミ、アメなどのお菓子をしょっちゅう食べているお子さんや、のど飴などが常にお口に入っているご年配の方などは、大変むし歯になりやすくなっているので、食生活を見直すことが必要です。
一番外のエナメル質のみ、むし歯に侵された状態。
経過観察を行ったり、むし歯の部分をほんの少し削って、コンポジットレジンという白い材料を詰める治療をします。
歯の2番目の層である象牙質まで、むし歯が進んだ状態。
冷水がしみたり、痛みが出始める時期です。
治療方法は初期と同じですが、むし歯が深い場合は、深く削った部分に神経の興奮を抑制する薬を置き、その上にコンポジットレジンを詰めていきます。
ただし範囲が大きい場合は、金属の詰め物をする必要があります。
むし歯で歯に穴が開いているのを自覚します。
時に激痛を伴うこともありますが、条件によっては痛みを感じないこともあり、この段階でも放っている人を見かけます。
ここまで来ると神経の処置が必要になります。
神経が死んでしまっており、感染根管処置と呼ばれる、麻酔なしでできる神経の治療が必要なこともあります。
神経が入っている根管の中をきれいに掃除して、天然ゴムの一種のガッタパーチャという材料を使って、根管内(特に根の先)をきっちりと埋めておきます。
その後、コンポジットレジンを詰めるか、金属を詰めるか、金属をかぶせていく必要があります。
ここまで放置すると神経部分にまでバイ菌に侵され、神経が死んでしまっているため、痛みはなくなります。
その代わり、歯の頭が大きく欠けてしまうので噛めない状態になります。
この状態になると治療は困難になり、歯を抜かなくてはいけなくなります。
むし歯の部分が大きすぎて、歯を保存できないためです。
しかし、今の技術では、この状態でも歯を作ることが可能な場合もあり、極力、歯を残すように根管治療をし、かぶせていくこともあります。
歯を抜いた後でも、条件次第ではインプラントを埋めることも可能です。
ここまで放置すると神経部分にまでバイ菌に侵され、神経が死んでしまっているため、痛みはなくなります。
その代わり、歯の頭が大きく欠けてしまうので噛めない状態になります。
この状態になると治療は困難になり、歯を抜かなくてはいけなくなります。
むし歯の部分が大きすぎて、歯を保存できないためです。
しかし、今の技術では、この状態でも歯を作ることが可能な場合もあり、極力、歯を残すように根管治療をし、かぶせていくこともあります。
歯を抜いた後でも、条件次第ではインプラントを埋めることも可能です。
寺島歯科医院では、根管治療を第一に考えております。
根管治療は、歯の根っこの管になっている部分の神経を取り、消毒して治療を行うことです。
この治療が中途半端だと、神経が残っていたり、むし歯が再発したり、膿んだり、腫れたりしてしまい、周囲の歯や歯茎にも影響を及ぼしてしまいます。
根管治療は、患者さまの歯の寿命を左右する一生のことですので、時間をかけて丁寧に行っております。