口内炎の発生原因は、口の中から発生するもの、全身の他の部分に原因があるものに分けられます。
粟粒から米粒大の白色または黄白色の膜を持ち、粘膜の皮が崩壊脱落し、その周囲は、多数の細菌が繁殖し、底部に炎症を起こし、熱を感じる様な疼痛を感じます。
局所的に表れたり、口の中全体、または慢性的に再発するものがあります。
原因としては、局所刺激、疲労、ホルモンの関係、月経などが考えられます。
【処置】
原因の除去と清掃、消毒を含めた局所療法及び栄養補給、安静、投薬による療法を行います。
口内炎の中で最も軽度のもの。
一般的に組織の破壊を起こさない程度の粘膜の炎症を言います。
【処置】
原因となっている刺激物や歯石を除去し、口腔内を清潔に保ち、疼痛を軽減するための貼薬を行います。
粘膜組織の破壊と組織増成を伴う炎症、すなわち潰瘍が義歯の辺縁や不適合となった補綴物の刺激によって起こるもの。
これも、原因が口腔内にあるものから、全身的なものまでありますが、疼痛、発熱、頭痛、咀嚼障害、睡眠障害、栄養障害を起こし、長期に渡ると重症になります。
【処置】
補綴物の削合調整を行って原因を除去し、粘膜潰瘍部は洗浄、薬をつけることにより治ります。
抗生物質、安静などの療法を必要とします。