口腔内診査には以下のようなものがあります。
問診表を基により正確な事を聞く為に、デンタルチェア(ユニット)に座り問診がはじまります。
内容は症状にもよるので患者さん1人1人によって多少異なります。
その後、口腔内診査を行います。
目で見て詳細を観察する。
指先や探針(エキスプローラー)で行います。
指で押した時に痛みや、発赤、腫脹(はれ)、麻痺、リンパ節にしこりが無いかなどを調べます。
歯の上から、または横からピンセットの後ろで軽くたたくと痛みが出るときがあります。
痛みがある場合、歯の周辺に炎症がある場合があります。
歯の表面に冷水や温水をあてて歯の痛みを審査する方法です。
痛みが続く時は、歯髄に急性の炎症がある場合があります。
指やピンセットで歯を挟み、揺らして動揺度を調べます。
根尖部から歯周組織に炎症が広がると、揺れ(動揺)が出てくる場合があります。
虫歯の小さな穴に綿球を入れて、浸透した液を嗅ぎます。
悪臭(腐敗臭)があるときは、虫歯の小さな穴が汚染されていることがある。
レントゲン診査の事。外から見ただけでは判断がつき難いので、歯や骨の内部の様子を知る事で診査します。
むし歯の大きさ、歯髄、歯根、根尖部の状態、歯ぐきに埋まった(埋伏歯)、歯石の付着などを診査するのに有効です。
狭い範囲の口腔内撮影用のデンタルエックス線と広い範囲の顎を中心にした、口腔内全体撮影用のパノラマエックス線撮影の2種類があります。