填塞処置・てんそくしょち・(シーラント填塞)つめてふさぐ事
臼歯(奥歯)の咬合面(咬む面)や前歯の舌側・口蓋側(裏側)の初期の虫歯の場合、削らずにむし歯部分を、薄い歯科用プラスチックや歯科用セメント系の填塞材で封鎖する処置をいいます。
これにより、複雑な形をしていて歯ブラシの毛先が入らない溝になった部分の虫歯を防ぐことが可能です。
【処置方法】
1・歯の表面を研磨材とポリッシングブラシで清掃します。
2・リン酸液を歯の溝に塗布して、歯の表面のカルシウム分を溶かして、表面をザラザラにして、シーラントがつきやすいようにします。
3・リン酸液を水で綺麗に洗い流し、脱脂綿(ワッテ)やエアーで歯の表面を乾燥させます。
4・シーラントを填塞します。
★処置時間は約10~15分程度になります。
※シーラントは、生えたての奥歯の虫歯予防に効果的です。
(6~7歳頃や11~13歳頃)が生えてくる時期です。