インプラントは第2の永久歯と呼ばれ、見た目にはあまり変わりありませんが、実際はどうなのでしょう?
【天然歯にはあってインプラントには無いもの】
①歯根膜。
歯根膜は歯と骨がつながっているじん帯のようなものです。
歯根膜は噛む力で無理な力が加わったときに回避する能力が あります。
つまり歯根膜はクッションのような役割で、噛む力を コントロールしています。
インプラントには歯根膜が無いため、無理な力が加わると、イン プラント部に直接負担がかかってしまいます。
②歯根面に垂直的な繊維。
インプラントには水平的な繊維しかないので、付着が比較的弱い。
はがれやすいので、炎症が深部へ起こりやすくなる。
③血液の供給方向の数。
天然歯は3方向あり、インプラントは2方向のため、炎症に対 する防御機構が弱いので炎症を起こしやすい。