矯正治療には、十分な診断力と技術が必要となります。
歯ならびが悪いのは、病気ではありません。
その治療といっても病気を治す治療ではなく、よりよい状態を作るための治療です。
矯正治療では、何よりも患者さん本人の協力が結果を左右します。
治療には十数ヶ月に渡って定期的に治療に通い、わずらわしさや痛みを我慢していかなければなりません。
矯正装置には取り外しできるものもありますが、常にむし歯や歯ぐきの病気になりやすい状態になります。
治療中は特に清潔にする必要があります。保険がきかない治療もありますから、費用も安くありません。
保護者だけでなく、本人の理解も必要となります。
矯正治療は早く始めれば、成長に合わせて治療は効果的ですが、成長の予測が難しいことや、理解が得られにくいこと、大人のかみ合わせが出来上がるのに時間がかかるので、わざと治療を遅らせる方が良い時もあります。
治療の開始時期などは、医師と相談して決めましょう。