1. 矯正治療は、歯ならびをきれいにすることによってすてきな笑顔をつくりだします。また、社会生活においてきれいな歯ならびは、健康管理とすぐれたマナーとして認められるでしょう。
2. 矯正治療は、よくかめて、安定したかみ合わせをつくることによる機能的な役割としても大切なことです。
見た目の美しさだけを追求した矯正治療を行ってしまうと、かみ合わせの不調和などから色々な不定愁訴(肩こり・頭痛など)を引き起こす結果になってしまうこともあります。
かみ合わせという重要な機能を正常に保ちながら、もしくは回復しながら、歯並びを綺麗にしていくことこそ本来の矯正歯科治療です。
3. 矯正治療は、歯ならびをきれいにするとともに私たちの目標である生涯自分の歯で咬むという歯を予防しやすい環境をつくることを可能にします。歯ならびを改善すれば磨きやすい環境づくりのいちばんの近道です。
1. 井上歯科クリニックでは子供たちの歯をできるだけ抜かないようにするため、成長過程にあごを拡げて歯を並べます。
2. 床矯正とはあごを拡げて歯を並べる『保存』の立場に基づく画期的な矯正です。
3. 子供たちのほとんどすべてが、多かれ少なかれ歯並びに問題を抱えているのを目にします。
4. 歯の大きさに対して顎が小さく、歯の並ぶスペースがないのです。歯並びの悪い状態では、ものをかみ砕くこともままならず、清掃も不行き届きなれば虫歯や歯槽膿漏の原因にもなります。床矯正は基本的に歯を残すことを前提に矯正を考えます。
5. 歯の治療の基本は口腔外科、補綴(ほてつ)科、保存科の3つの違った治療科目の立場があります。
6. 口腔外科は手術をする事を基本としています。
7. 補綴は歯を作る事を基本としています。
8. できるだけ歯を残すのが基本の考えです。歯列不正は保存的の立場では顎が小さいから歯が並べないと考えます。
9. そこで、顎を拡大して歯と顎の大きさとのバランスを保ちます。
10. 歯が並ぶのに必要な正しい大きさに顎を拡げなければ歯を抜かずに矯正ができます。
1935年ウィーンの歯科医師Schwarz・シュワルツが顎を拡大する床矯正〔しょうきょうせい〕の基礎を樹立しました。床矯正装置を床〔Schwarz・シュワルツの〕矯正とよびます。
床矯正は主にヨーロッパで行われた治療法ですが、アメリカの治療法を主とする日本では主流の治療法ではありません。日本では可撤式床矯正(かてつしき・しょうきょうせい)と呼びます。
食事の時や発音障害など必要時には装置を取り外せます。
4才の幼児から成人・高齢者まで治療ができます。
・床矯正のメリット
早期治療ならば10万円から治療できる。(一本単位なら)ただし、患者さんの歯並びの状態によって費用は異なります。
●子供の永久歯は1本も抜かないことを前提に矯正します。
●装置は取り外し可能です。