虫歯や歯周病に対する処置は勿論のこと、予防・歯磨き指導・歯科エステなど口腔衛生に力を注いでいます。また、不幸にして歯がなくなった方には、義歯(入れ歯)・インプラント(人工歯根植立手術)により快適な咬合を回復し、美味しく食べる喜びを味わっていただきたいと願っております。
9月から院内にAED(自動体外式除細動器)を設置しました。
AEDとは、「Automated External Defibrillator」の頭文字を並べたもので、「自動体外式除細動器」とも呼ばれており、臨床的評価によって、除細動器としての安全性と有効性が確認された器械である。日本では平成16年7月から一般市民によるAED使用が認められてから、公共施設を始め各自治体や学校などで年々急激に整備されています。
心臓麻痺と呼ばれていた心停止の大半は、初期段階では心室細動という心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態から始まります。血液の循環がなくなると、4分以内に脳に障害が発生し、心臓自体も回復不能な状態に陥ってしまいます。心室細動を起こしてから1分除細動が遅れるごとに7%~10%救命率が減少するといわれています。心停止後すぐさま心肺蘇生法を行って、脳と心臓にわずかでも血液を循環させておけば、脳細胞の障害を遅らすことができます。AEDが除細動を認識した場合には、心停止後の経過時間にかかわらず、除細動が可能であるばかりでなく、脳循環は維持されている証でもあり、脳蘇生も期待できます。
病院以外の心停止発生件数は、年間2~3万人と推定されていています。救急車を呼んで現場に到着するまでには全国平均で約5~6分かかるといわれていて、その現場にいる人がAEDを用いて除細動を行えるかどうかで大きく左右されます。除細動を行える人が増えれば、心停止から除細動実施までの時間が短縮され、多くの心停止傷病者を助けることができます。
いままで日本で認可されていたAEDは、メドトロニクス、フィリップス、日本光電の3社でしたが、2007年8月より韓国の医療機器メーカーCUメディカル製AED「パラメディック CU-ER1」が厚生労働省の認可を受けて、日本国内での販売を開始しました。パラメディック CU-ER1は、優れた安全性によりドイツの赤十字をはじめ、ヨーロッパ各国に多数販売され、高い評価を得ております。
韓国製AED「パラメディック CU-ER1」は、韓国の医療機器メーカー(株)CUメディカルシステムが開発したAEDです。軽量の2.7kgで、液晶画面を備え、音声指示にしたがってボタン操作により使用できるので、誰でも簡単に取り扱うことができます。