歯並びがガタガタな人に対して、「アゴの大きさと歯の大きさとが調和していない」という説明がよくなされます。
しかしながら、このような人の奥歯の状態をよくみると、前方や内側に傾いている場合が多く認められます。歯並びのガタガタは、奥歯が倒れている、そのしわ寄せで起こっているとも考えられます。また噛み合わせの力を支持するのに大切な奥歯が倒れているままでガタガタを整えるだけでは、さらに奥歯が倒れることで、またどこかにしわ寄せが出てくる恐れがあります。
そこで私たちのオフィスでは、まずは奥歯を真っ直ぐにすることから治療を行います。そうすることで、結果的に横の歯(小臼歯)を抜かずに治療を終了でき、安定した歯並びと健康的な魅力あるスマイルを獲得できる方が増えています。
わたしたちといっしょに頑張って治療を終了された方の正しい歯並びをご覧下さい。
動的治療期間(歯を動かした期間)は、30ヶ月でした。その後、保定(綺麗になった歯並びを安定させること)に入り、取り外しのできる保定装置を装着していただきました。保定装置は、最初の6ヵ月は食事と歯磨きの時以外は使用、それ以後は就寝時のみ装着。1年後には、保定装置の装着を終了しました。